西日本のダムは貯水率低下
短い梅雨で水不足の懸念高まる

2022/06/28 18:23 ウェザーニュース

今日28日(火)は九州北部、四国、中国、近畿、北陸で梅雨明けが発表されました。西日本は5月上旬から降水量が少なく、梅雨明けが早いことで水不足が心配されます。気象庁は西日本の少雨に関する全般気象情報を発表しました。

早明浦ダムの貯水率は過去の渇水年に匹敵

今年の梅雨は梅雨前線が本州付近に停滞する期間が短く、特に中国から四国、近畿にかけてはまとまった雨の降ることがありませんでした。5月1日から6月27日までの降水量は大阪市で平年の61%、広島市で36%、高松市で43%にとどまっています。

四国の水がめとして知られる高知県・早明浦ダムの貯水率は28日(火)16時時点で35.2%まで低下しています。平年のこの時期は85%ほどですので大幅に少なく、現時点では8月に貯水率0%まで低下した2005年と同水準です。貯水率の低下などを踏まえ、吉野川流域では6月5日から第二次取水制限が行われています。

関東は北部の山沿いで平年より降水量が多く、矢木沢ダムの貯水率は99.0%、利根川水系の9ダムの合計でも平年を上回っている状況です。

来週は恵みの雨になるか

気象庁はこの先10日間程度は、これまでの少雨を解消するほどのまとまった雨の降る可能性が小さいとして、西日本の少雨に関する全般気象情報を発表しました。

来週は太平洋高気圧の勢力が弱まる分だけ、西日本には湿った空気が流れ込みやすく、今週に比べると雨が降りやすくなる見込みです。ただ、このタイミングでまとまった雨が降らなかった場合は、7月中旬以降、8月にかけて暑い夏が予想されているだけに、水不足が懸念が高まります。

今のうちから節水を心がけるようにしましょう。