東京ラーメン横丁のオープンイメージ(八重洲地下街発表資料より)

写真拡大

 JR東京駅近くの八重洲地下街(東京都中央区八重洲)で、全国の有名ラーメン店を集結させた「東京ラーメン横丁」が6月29日にグランドオープンする。八重洲地区で相次ぐ再開発に伴い、新設される商業施設やバスターミナルに接続する地下街としてリニューアルしている一環で、2月にオープンした「トウキョウ・カレー・カルテット」に続く2つ目の編集ゾーンになる。

【こちらも】八重洲地下街がリニューアル、東京駅周辺再開発に合わせ 第1弾はカレーゾーン

 東京ラーメン横丁に出店するのは7店舗。各店舗の個性を生かしながら、横丁としての懐かしさとエンターテイメント性を備え、周辺のオフィスワーカーや国内外からやってきた利用客でにぎわう場所を目指す。

 出店店舗は、新潟県長岡市のご当地ラーメンとして親しまれる生姜醤油ラーメンの「長岡食堂」、濃厚味噌ラーメンの「いと井」、新宿で話題のつけ麺店「風雲児」、クリーミーなスープが人気の家系ラーメン「町田商店」、ガッツリ系ラーメンの「豚山」、油そばの「元祖油堂」、九州とんこつラーメンの「がっとん」。

 八重洲地区は国家戦略特区として超高層複合施設やバスターミナルなどの整備が進んでいる。八重洲地下街はこれら再開発エリアを結ぶ通路の役割を果たし、地域のにぎわいの一翼を担うことになっている。

 このため2022年から地下街全体を順次リニューアルしており、2月には初の編集ゾーンとなるトウキョウ・カレー・カルテットが登場した。今後、地域で働く人や買い物客、飲食客が休憩などに使うセンタースポット、従来の地下街のイメージを一新したメインアベニューが整備されるほか、各所にたまり場ゾーンを設ける。

 さらに、コロナ禍による入国規制が緩和に向かっていることもあり、台湾、韓国、米国などから訪れる外国人観光客の受け皿になることも期待している。