キービジュアル
 - (C)2022「月の満ち欠け」製作委員会

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 佐藤正午のベストセラー小説を大泉洋、有村架純、目黒蓮(Snow Man)、柴咲コウの共演により映画化する『月の満ち欠け』の初日が12月2日に決定し、初映像となる特報、キービジュアルが公開された。

 本作は、2017年に第157回直木賞を受賞し、累計発行部数42万部を超える原作を、『余命1ヶ月の花嫁』(2009)、『ストロボ・エッジ』(2015)などの廣木隆一監督が映画化。愛する妻子を亡くした男と、27年前にある女性と許されざる恋をした男の人生が、“瑠璃”という女性の存在を介して交錯していく。脚本は、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(2018)、『そして、バトンは渡された』(2021)などの橋本裕志。

 不慮の事故で梢(柴咲)と娘の瑠璃を同時に失い、悲しみに沈む小山内(大泉)のもとに、三角哲彦(目黒)と名乗る男が訪ねてくる。事故が起きた日、小山内の娘・瑠璃が面識のないはずの自分に会いに来ようとしていたと言い、彼は自分がかつて愛した“瑠璃”(有村)という女性について語りだす。

 特報映像は、涙を流す主人公・小山内に亡き妻・梢の「今も、ずっと好きですよ」という言葉が重なるシーンからスタート。続いて小山内の娘と同じ名前を持つ謎の女性・正木瑠璃と大学生・三角が映し出され、三角が瑠璃の手を取り駆け出すシーンから三角の家で過ごす親密な様子の2人に切り替わる。笑顔あふれる和やかな雰囲気から一転、真っ赤なトランクが宙を舞い、不穏な空気が漂う……。

 キービジュアルの中央には愛し合う小山内夫婦と、かつての恋人たちである瑠璃と三角、対照的な二組の姿が収められている。(編集部・石井百合子)