アトレティコ、伊代表FWスカマッカの動向を注視…獲得に乗り出すかはモラタの去就次第か

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 アトレティコ・マドリードは、サッスオーロに所属するイタリア代表FWジャンルカ・スカマッカ獲得に興味を示しているようだ。26日、スペイン紙『アス』が報じている。

 現在23歳のスカマッカはラツィオとローマの下部組織を経て、2015年1月にPSVへ移籍。同クラブのリザーブチームとなるヨングPSVでプロデビューを飾ると、2017年1月にサッスオーロへ加入した。その後、ズヴォレやジェノアなどへの期限付き移籍を繰り返し、2021年夏にサッスオーロへ復帰。2021−22シーズンはセリエA36試合に出場し16ゴールを記録している。

 アトレティコ・マドリードは来季のセンターフォワードのファーストチョイスにFWアルバロ・モラタを考えている模様。その一方、クラブの懐事情が苦しいアトレティコ・マドリードにとって、3500万ユーロ(約50億円)以上のオファーが届けば、モラタを売却する可能性があることも『アス』は指摘している。

 そんな中、モラタが退団した場合に備えて、アトレティコ・マドリードはスカマッカの動向を注視しているようだ。『Olocip』によると、同選手の市場価値は2550万ユーロ(約36億円)とされており、モラタが退団することで、アトレティコ・マドリードはスカマッカ獲得の資金を手に入れることができるという。195センチメートルの身長を活かした空中戦の強さに加え、足元の技術も折り紙付きとプレースタイルを分析している。

 しかし報道によると、インテルやパリ・サンジェルマン(PSG)も同選手獲得に関心を示しており、PSGに関してはすでにサッスオーロと交渉を開始したことも併せて伝えている。

 昨年9月にイタリア代表デビューを飾り、未来の“アズーリ(イタリア代表の愛称)”の9番を背負って立つ選手との呼び声が高いスカマッカ。今夏の移籍市場で同選手に対し、アトレティコ・マドリードはどのようなアプローチを見せるのだろうか。