ティザー画像(画像: 日産自動車の発表資料より)

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 自動車レースの最高峰であるF1の電気自動車バージョン「フォーミュラE」に現在参戦している日産自動車は、マクラーレン・レーシングにパワーユニットを供給すると発表した。これにより日産は初めて社外のチームにパワーユニットを提供することとなった。

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■提携内容

 F1にも参戦しているマクラーレンは、Gen3と呼ばれる車両に変更されるシーズン9よりフォーミュラEに参戦することを発表していた。

 参戦の経緯としてはこれまで参戦していたメルセデスが今シーズンでのフォーミュラE撤退を発表しており、チームは解散のうわさが流れていた。これを買い取り参戦を発表したのがマクラーレンで、パワーユニットの供給元を探していたのだ。これに協力したのが日産で、日産はワークスチーム、マクラーレングはカスタマーチームの位置づけとなる。

 パワーユニットを提供するということは、得られるデータが倍増することを意味する。フォーミュラEに関しては1チームから2台参戦するため、日産とマクラーレンあわせて4台からデータを集め、市販車にもフィードバックされる。実際フォーミュラEで培ったデータは、日産アリアや日産サクラに活かされている。

■参戦体制

 日産はシーズン5よりDAMSと組んで参戦していた。昨年にはDAMSを買収するという驚きのニュースとともに100%ワークスチームとなった。現在のコンストラクターズランキングは11チーム中8位で、思ったような成績を残せていない。だがドライバーにはWECにも参戦するベテランのセバスチャン・ブエミと、これまで3勝をしているマクシミリアン・ギュンターである。これからの飛躍に期待したい。

 マクラーレンは現在、F1やインディカーを主戦場としており、すべてのレースに参戦したいと公言しているほどレースへの高い情熱を持ったチームである。F1ではランド・ノリス、ダニエル・リカルド、インディカーではパトリシオ・オワード、フェリックス・ローゼンクヴィストがステアリングを握っている。