エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】

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米紙「Dバックスはオオタニの投打両方の成功に感銘」

 米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は今季も二刀流で目覚ましい活躍を演じている。MLBの歴史を塗り替え続ける躍動ぶりに別リーグの球団内にまでファンが増殖している模様だ。

「ダイヤモンドバックスはエンゼルスのショウヘイ・オオタニと投打両方の成功に感銘を受けている」と見出しで特集したのは、米地元紙「AZセントラル」。記事では、こう報じている。

「ダイヤモンドバックスは野球選手であるのと同等に野球ファンだ。エンゼルスのショウヘイ・オオタニがメジャーのフィールドでの活躍は、普通のファンと同じように選手にとっても感銘的なのだ」

 大谷は21日のロイヤルズ戦で2本の3ランを含むキャリアハイの8打点を記録し、翌日は先発投手として8回無失点でキャリアハイの13奪三振を記録。米国で大きな話題を呼んだ。

 そんな活躍ぶりを受け、ダイヤモンドバックス選手のコメントを紹介している。

ロハス「彼の話題をしてる」デイビス「野球ファンとして見ていたい」

「今、最も感銘を覚える存在は間違いなくショウヘイだ。彼の話題をしているんだ。アンビリーバブルだよ」と語ったのはジョシュ・ロハス内野手。投手、打者としてMVP級と称賛し、「投打両方で圧倒している男がいるんだ。球界にとってはただただ良いことだ。彼は本当のスーパースターだよ」と心酔ぶりを伺わせた。

 エンゼルス時代に大谷の同僚だったノエ・ラミレス投手は「彼は健康であれば100%、こんなスペシャルなことができるんだ。彼が成功することは明白だったんだ。多くの人が手にしていない生来の能力もある。こんなクレイジーなショーを待っていたんだよ」と語ったという。

 一方、ザック・デイビス投手は「彼が怪我をせずに、長いこと活躍してもらいたいんだ。自分も野球ファンとして見ていたい。人生でもそうそうお目にかかれない凄いことだ。目撃できて嬉しいよ」とファン目線を注いでいたという。

 クリスチャン・ウォーカー内野手も大谷マニアであることを隠そうとしない。「すべての人を圧倒したと思うよ。こんなタイプの選手は初めて。これまで見たことはなかったし、これからもお目にかかれないかもしれない。間違いなく称賛するよ。遠くから称賛してます」と他球団のスターに最敬礼だった。

 二刀流で挑戦を続ける大谷は、本来はライバルである選手たちすら虜にしているようだ。

(THE ANSWER編集部)