〈右・里奈さん〉ワンピース\51,700(三喜商事〈バレナ〉) イヤーカフ\107,800(アパルトモン 青山店〈ガブリエラ アルティガス〉) サングラス\37,400(アイヴァン 東京ギャラリー〈アイヴァン〉) 〈衣里茉さん〉ワンピース\50,600(アマン〈フィナモレ〉) バングル\20,900 リング\10,780(アマン〈アンセム フォー ザ センセズ 〉) サングラス\36,300(アイヴァン 東京ギャラリー〈アイヴァン〉) ヘッドピース 参考商品(irima)

「成長期に浴びた紫外線の蓄積で肌の未来が決まります」慶田朋子先生


紫外線の肌への害が明らかになるにつれ、老若男女すべての人にUVケアは必要なものという認識が広まってきました。一方、まだまだ日焼け止めは肌に負担があるもの、特に皮脂分泌が盛んなティーンには不要と考える親が多いと聞きます。

「幼児期からの紫外線対策は必須」とその意義を皮膚科医の慶田先生が説きます。

「紫外線は、細胞内のDNAを傷つけます。これが修復できないと皮膚がんなどを発症することに。肌には、生まれながらにして、そんな紫外線ダメージを修復する力が備わっています。それにより、がん化せずにすんでいるのです。ところが成長期の肌は細胞分裂のスピードが速く、この自己修復が間に合わないことが。UV対策をせずに短時間に急激に紫外線を浴びる、または長期間にわたって紫外線を浴び続けることは、若い肌にとって大人以上にリスクが高いのです」

UVケアは歯磨きのようにティーンのうちから習慣化を


日焼け止めでニキビが悪化しそうという声や、かぶれなどが心配という声も。

「紫外線に当たると、毛穴の入り口が固くなって詰まりやすくなり、さらにニキビができやすくなるので、ニキビ対策としても日焼け止めは大切です。肌あれが気になるのであれば、最近は敏感肌用の日焼け止めも充実しているので、そうしたものを試す、あるいは飲む日焼け止めを活用するのもいいですね。細胞分裂の速い幼少期はもちろん、10代の間に、いかに紫外線から肌を守れるか。それが将来の肌の見た目だけでなく、皮膚がんや皮膚疾患のリスク低減につながるのです。そのことを踏まえて、今から“365日、外出する前には日焼け止め”を親子で習慣化するようにしましょう」

[btk_sh_profile_sup section="\教えてくれたのは/" image="https://www.biteki.com/wp-content/uploads/2022/06/c4b2f815a1b2cc42583f7871592afb5e.jpg" title="銀座ケイスキンクリニック 院長" name="慶田朋子先生" check_url="" check_text="関連記事をcheck"]美容皮膚科医。最新の美容医療に精通し、専門医の立場から科学的根拠に基づいた正しいスキンケア法を著書やメディアを通して発信している。20歳と9歳の娘をもつ母。[/btk_sh_profile_sup]

 

[btk_sh_bgc_text background="#fff69b"]教えて!こんなとき、ティーンのUVどうすれば?[/btk_sh_bgc_text]




[btk_sh_bgc_text background="#fff69b"]Q:ニキビ肌に日焼け止めを使っていいの?[/btk_sh_bgc_text]

 

[btk_sh_bgc_text background="#fadee7"]A:紫外線が悪さをする!ニキビ肌こそUVケア[/btk_sh_bgc_text]

今あるニキビをこじらせないためにも、紫外線はしっかりと防ぐべき。ニキビになりにくい「ノンコメドジェニック」タイプを選びましょう。また、日焼け止めを塗る前には、洗顔→化粧水→乳液と、基本のケアを忘れずに!



[btk_sh_bgc_text background="#fff69b"]Q:日焼け止めにプラスするなら、どんなケア?[/btk_sh_bgc_text]

 

[btk_sh_bgc_text background="#fadee7"]A :サプリメントを活用して内側からUVブロック[/btk_sh_bgc_text]

日中、日焼け止めを塗り直しづらいようなら、朝食時にパワフルな抗酸化作用をもつサプリメント“飲む日焼け止め”を。コストが気になるところですが、紫外線量の増える夏だけでも、未来の肌への投資と思ってトライ!



[btk_sh_bgc_text background="#fff69b"]Q:マスク焼けが気になるのですが…[/btk_sh_bgc_text]

 

[btk_sh_bgc_text background="#fadee7"]A: 子供に美白ケアはまだ必要なし。リタッチを徹底して[/btk_sh_bgc_text]

そもそも日焼けとはメラニンが細胞を守ってくれている状態。成長期にメラニン産生を抑える美白ケアは尚早です。マスク焼けが気になるなら、重ね塗り&塗り直しと、毎日のスキンケアで肌の生まれ変わりを促すことで対応を!

 



美的GRAND 2022年夏号掲載
撮影/菊地泰久(vale./人物) メイク/佐々木貞江 ヘア/Dai Michisita(Sun and Soil) ネイル/中島理恵(uka) スタイリスト/青木貴子 モデル/高橋里奈、高橋衣里茉 イラスト/sino 文/平輝乃 構成/佐野有子