ブラジルのジャイル・ボルソナロ大統領(2022年6月9日撮影)。(c)Jim WATSON / AFP

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【AFP=時事】ブラジルのジャイル・ボルソナロ(Jair Bolsonaro)大統領は23日、レイプされて妊娠した11歳の女児が人工妊娠中絶手術を受けたことについて、「容認できない」と非難した。

 地元メディアによると、女児は長い法的手続きの末、今週ようやく中絶手術を受けた。

 ブラジルでは、レイプによる妊娠、母体に危険が及ぶ場合、または胎児に異常がある場合のみ中絶が認められている。だが、女児が最初に受診した病院は、規定では20週までしか手術が行えないとして、裁判所に決定を委ねていた。

 女児の訴えは国内で波紋を呼び、「子どもは母親ではない」というスローガンがSNSで拡散した。

 極右のボルソナロ氏は「妊娠7か月の胎児にとっては、どのように妊娠したかとか、(中絶が)合法とかは関係ない。無力な存在の命を奪うのは容認できない」とツイッター(Twitter)に投稿。女児への中絶手術を「虐待」と呼び、調査を命じたと明らかにした。同氏は、一人で決められるなら中絶を全面的に禁じたいという主張を以前から繰り返してきた。

 女児がボルソナロ氏の言うように妊娠7か月だったのか、AFPは現時点では確認できていない。

【翻訳編集】AFPBB News

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