日本女子代表(なでしこジャパン)は24日にセルビア女子代表と対戦(○5-0)した。途中出場でA代表デビューを果たしたFW千葉玲海菜(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)は初ゴールをマーク。試合後のオンライン取材で喜びを語っている。

 静岡県の強豪・藤枝順心高出身の千葉は筑波大を経て22年に千葉Lに加入。秋春制のシーズン途中からチームに加わり、3月5日の第12節・浦和戦でWEリーグデビューを果たすと、第14節のS広島R戦で初ゴールをマークした。そこから3戦連発4ゴール。その後のリーグ戦で2点を追加し、今季10試合で6得点を記録した。

 ルーキーイヤーでブレイクを果たした千葉は、4月に行われたなでしこジャパンの国内キャンプで追加招集ながらも初選出を経験。そして、今回の欧州遠征メンバーに選ばれ、初出場、初得点を成し遂げた。後半38分に途中出場した千葉は、その3分後にゴール。MF長谷川唯が右サイドから入れたグラウンダーのボールに滑り込みながら押し込み、チーム4点目を決めて勝利を確実の物にした。

 千葉は自身のゴールシーンを振り返り、「ユイさんがナイスボールをくれたので、あとは自分が押し込むだけだった。すごくラッキーだった」とコメント。「本当に嬉しかった」と喜びを噛み締める。次戦のフィンランド女子代表戦、また、その先を見据えて「少ない時間でもチャンスを決めきるところだったり、与えられた役割をしっかり果たしてチームの勝利、結果で貢献できればいいかなと思っている」と意気込みを示した。