実際のところ強力なライバル関係であるACミランから、インテル・ミラノへと移籍することは容易なことではない。それを実際に行なってしまったハカン・チャルハノールについては、ACミランのファンたちから怒りを買う結果を招いたものの、あれから1年が経過し沈静化をみせているようである。2011年以来となるスクデットは、そのチャルハノールが退団した翌年にもたらされたのだ。

 そしてここのところズラタン・イブラヒモビッチが、この感情を煽るような発言を行なっており、最近は自身の著書の中で昨夏チャルハノール獲得に動いたのは、心停止で退団となったインテル以外になかったと指摘。さらに優勝祝賀会ではファンたちに対して、元同僚に向けて「メッセージを送ろう」などと呼びかけていた。

 一方でチャルハノールは水曜夜、トルコのテレビ局『Tivibu Spor』で反応をみせており、「自分が40歳にもなっていたら、そんなことはしないだろうね。もう18歳じゃないんだよ」とチクリ。「それに今年、彼は何も貢献していない、プレーができていない。でもファンからの注目を集めるため手段を選ばない」とコメント。著書への利用も「しないといけないだろうね。じゃないと空白になるんだろう」と言葉を続けた。