トッテナムが高額オファー準備も…L・マルティネスはインテル残留を希望か

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 インテルに所属するアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスに、今夏での移籍の意思はないようだ。16日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』が伝えている。

 現在24歳のL・マルティネスは、母国のラシン・クラブの下部組織出身。ラシン・クラブのトップチームでのプレーを経て、2018年夏にインテルに加入し、ヨーロッパデビューを果たした。足元のテクニックや裏への鋭い動きだしなどに定評があり、インテルではここまで公式戦181試合に出場し74ゴール24アシストを記録。クラブのセリエA制覇やコッパ・イタリア制覇に大きく貢献している。2018年に初招集されたアルゼンチン代表でも主力に定着しており、38試合で20ゴール6アシストという成績を残している。

 インテルとの契約は2026年6月までとなっているL・マルティネスだが、以前からバルセロナやアーセナル、トッテナムといったクラブからの関心が報じられており、一部では今夏の移籍も噂されている。中でもインテル時代にL・マルティネスを指導した経験を持つアントニオ・コンテ監督が獲得を熱望していることから、トッテナムが獲得に向け動き出しているとも伝えられていた。

 同メディアによると、トッテナムはL・マルティネス獲得に向け、9000万ユーロ(約126億円)のオファーを準備しているとのことで、獲得に本腰を入れているとのこと。しかし、L・マルティネス本人に移籍の意思は全くなく、オファーは拒否される可能性が高いと同メディアは指摘。トッテナム側は、コンテ監督の存在を利用しての説得も検討しているようだが、L・マルティネス本人のインテル残留への思いは強く、交渉が成立する可能性は低いとされている。

 2021年10月の契約延長以来、L・マルティネスとその代理人は他クラブへの移籍の意思がないことを度々表明していた。今回の報道が事実であれば、選手本人のインテル残留への強い思いが改めて示されることになるが、果たして交渉はどう進展していくのだろうか。