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国立競技場の歴史にネイマールさんのゴールが刻まれた!

聖地で歴史的一戦が行なわれました。旧国立競技場時代の2014年以来となる、8年ぶりの聖地「国立」でのサッカーA代表戦の開催。新たな聖地に刻む最初の一歩。その一歩として申し分ない主賓がやって来てくれました。世界ランクナンバーワンのサッカー王国、ブラジル代表です。世界に名だたるビッグネーム・ネイマールの存在はもちろん、誰もがワールドクラスと言える陣容は、国立の歴史を再始動するのにこれ以上ないドリームチームです。

相手をつとめるのはもちろん我らが日本代表。もしかしたら勝つとか負けるとか、もはやそういう気持ちではなかったかもしれません。素晴らしい舞台と素晴らしい相手に敬意を表し、サッカーを愛し支えてくれる人たちに感謝とともに捧げる試合。その姿勢は試合開始を前にスタメンをフルオープンした指揮官の柔らかい微笑みからも感じることができました。「ようこそ日本へ!」「胸をお借りします!」「よろしくお願いします!」そういう意気込みです。

↓待望のブラジル代表のスタメンはコチラ!ネイマールさんはもちろん先発です!

リヴァプールのアリソン!

バルセロナのダニエウ・アウベス!

レアルのカゼミーロとヴィニシウス!

ベンチには去就が話題のジェズスも!

国立に来てくれてありがとうございます!



関東地方が梅雨入りし、かなりの雨が降る国立競技場。「俺たちはどうしてこのスタジアムに屋根をつけなかったんだ…」「ブラジル代表に申し訳ない」「大丈夫です!雨でもこの屋根は崩れませんから!そこだけは大丈夫です!」と若干の後悔も胸によぎりますが、まぁナイものは仕方ありません。これが我らのナショナルスタジアムです。これが我らの現在地です。

笑顔で談笑しながら入場してきたネイマールさんらブラジル代表の面々。会場では63638人の大観衆がそれぞれにスマートフォンの灯りで「世界」をお迎えします。世界ランク1位、幾多の栄光を手にし、日本サッカーにとっても常に憧れであり目標であるブラジルという大きな「夢」。いつかこのチームのようになりたいと願って始める、新たな一歩、新たな歴史です。

国歌斉唱ではそんな気持ちを歌で届けるように、あのクリスティアーノ・ロナウドさんもライブ演奏を見たという国際的アーティスト、ナオト・インティライミさんが君が代を歌ってくれました。「太陽の祭」を意味するという「インティライミ」さんが、豪雨のなかで歌う君が代。僕は、昼間に見たエリザベス女王の即位70周年のニュースのことを思い出していました。女王の記念コンサートにはクィーンとかデュランデュランとかダイアナ・ロスとかがいましたが、日本にはナオト・インティライミがいる。それはまさにワールドクラスに立ち向かう日本代表のようだなと思います。名前じゃない、実力じゃない。大事なのは魂です。オーレ、オーレ、インティライミ!

↓ありがとうナオト・インティライミさん!今日聴いた国歌のなかで最高でした!


そして始まった試合。ブラジル代表は開始早々の1分44秒、エリア内でボールを受けたネイマールさんの創造的なヒールでの落としから味方のシュートにつなげ、いきなりポストを叩きます。「惜っしい!」と6万大観衆もヒザを叩きつつ、その美技に酔いしれます。ブラジル代表が生み出す複雑なボールタッチと、自由自在な軌跡。ボールってこんなに自在に動かせるんだ、と改めて人間の可能性に見惚れるような気持ちです。

もちろん日本代表も果敢にチャレンジはします。申し合いで何度も土俵に叩きつけられる力士のように、挑んでは跳ね返され、挑んでは奪い取られ、挑んではかわされ、それでもしっかりと挑みます。日本代表とて欧州でチャレンジをつづける面々ぞろい。こういう相手に最後は勝つのだと夢をもって日々奮闘しているのです。メモ魔として知られる森保監督もこの日ばかりは試合の行く末を見守り、声を出さずにはいられない模様。日本がシュートにまでたどりつけば6万大観衆とともに、その奮闘に拍手とざわめきが起こります。

ただ、そこはやはりブラジル。日本のチャレンジスピリッツをも逆手に取って、「さぁ、前からプレスがしたいだろう?かかって来なさい」と誘いをかけたうえで、それを全部かわしてスペースが開いた日本陣内へと攻め込んできます。個人個人が認識・支配しているエリアの広大さと、いざボールを持ったときの操作の巧みさ、ヨーロッパ的なる効率のよい集団の動き、すべてを兼ね備えた相手に対してそうそう思い通りやれることなどありません。

時間が進むごとに一方的なブラジルの展開となっていく試合。前半17分、エリア内に侵入したネイマールが見せた「かわせば1点」のエラシコ。前半19分、右サイドからスルーパスに抜け出したラフィーニャのシュート。前半26分、27分と立てつづけに日本ゴールをこじ開けんとしたシュート。その素晴らしい美技の連続に、スタンドの子どもたちも素直な笑顔で憧れを抱いている様子。「これがサッカーなんだ!」と目を輝かせています。大人たちももちろん「これが本当のサッカーなんだ!」と胸躍らせています。

夢のような前半を終えたとき、何とスコアは0-0!もちろんピンチは数多くありましたし、あわやという場面もひとつやふたつではありませんでした。日本側にはほとんどチャンスもなく、自陣からボールを出すことにさえ苦労するほどでした。しかし、それでも堂々の0-0です。テレビ局集計のシュート数が13本対1本であることなど何の関係もありません。0-0、いまだ互角。素晴らしい前半が国立の歴史に刻まれ、国立はさらなる歓喜を求めて後半戦のブラジル代表を待ちます。

↓子どもたちの笑顔!それが何よりの日本サッカー界の財産!

迎えた後半。後半頭から2人を交代するなど日本代表は「ひとりでも多くの選手がブラジル代表を体験できるように」という積極的な姿勢です。後半13分には長友さんの抜け出しクロスから、跳ね返りがゴールに向かう場面も。これはブラジルが落ち着いてブロックしますが、日本サッカー界としても大いに手応えを感じる瞬間でした。

アーセナルのマルティネッリ、注目のジェズスを投入するなど、ブラジル代表もチカラを隠すようなところなく日本の挑戦に胸を貸してくれます。日本が攻め込んだ直後に繰り出される鋭いカウンターは、まるでブラジルからの激励のようでさえあります。「うむ、いい攻撃だったな」「だが、世界は広いぞ」「さぁもっとかかって来なさい」…そんな言葉が聞こえるようでした。

スタンドで観戦していた中田英寿さんと小野伸二さんも、きっと後輩たちの挑戦に目を細めていたことでしょう。2001年、カシマスタジアムで行なわれたコンフェデレーションズカップでのブラジル戦。あのときブラジルと0-0の試合を演じた先人たちが見守ってくれている。いつか俺たちのように、ブラジルと戦えるチームになるんだぞと。胸が熱くなります。日本サッカーの黄金期が甦るようです。ブラジルという夢、あの頃も、今も、これからも、変わらずに追いかけていきたいものだなと思います。

↓テレビ中継では抜かれませんでしたが、中田浩二さんも隣にいたようですね!

そんな日本にご褒美のようなゴールが届きます。後半30分、日本ゴール前に攻め込んだブラジルに対して、日本の遠藤さんが体当たりしたとしてPKが宣告されたのです。スローで見ると意見が割れそうな判定ではありましたが、遠藤さんも「倒すしかないかも」という覚悟は心にあったでしょう。実際にこの試合中にも「倒すしかない」を繰り出して1枚イエローカードももらっていました。与えられるべきPKだった、そう思います。

歴史的なPK、蹴るのはもちろんネイマールさん。新たな国立競技場で行なわれた初めてのサッカーA代表戦。その歴史的なゴールを刻むのに、こんなにふさわしい選手がいるでしょうか。「決めろ…」「お願い…」「見せてくれ…」と雨の国立で祈る大観衆。ネイマールが細かいステップから放ったシュートは、日本ゴールへ美しく突き刺さります。新国立競技場でのA代表戦、その最初のゴールはネイマール・ダ・シウバ・サントス・ジュニオール!その名とともに歴史が刻まれました!サンキューネイマール!


↓ゴールパフォーマンスもありがとうございます!

↓何ならこちらも踊り出したいくらいの気持ちです!



さて、どんなに素晴らしい時間にも終わりはあります。夢の試合も残りわずか。日本は期待の三笘薫さんなどを投入し、自分たちの武器がどれぐらい通じるのか、胸を借りつづけます。三笘さんの鮮やかな切り返しは一瞬通じ、しかし追いつかれ、その後は防がれました。さすがブラジルでした。日本の攻撃は最後までブラジルゴールを脅かすことはありませんでした。これがブラジル代表かと高過ぎる壁の前で見上げるような気持ちになりました。

しかし、それでいいのです。このチームと戦って、本当に勝とうと思うなら、まず最低11人の欧州チャンピオンズリーグ出場メンバーを並べるところからがスタートです。少しずつそういった世界に近づいていけばいい。夢は遥か遠くにあるけれど、幻ではないのです。ネイマールはそこにいる。ブラジル代表はそこにいる。また戦うチャンスを得ることもあるでしょう。

いつかこの国立で、再びワールドカップを開き、そこでブラジル代表を迎え撃つ。そして勝つ。そんな夢を描いて、前に進んでいけたらいいなと思います。まずはカタールワールドカップで、夢への千里その一歩を踏み出しましょう。もしかしたらブラジルと戦うことだってあるかもしれません。現実的には、まぁないでしょうが、夢を見なければ夢は始まらないのです。いつか来るその日を夢見て、新たな歴史を刻んでいきましょう!

↓そのときはブラジル代表を見に来た人ではなく、日本代表とともに戦う人で国立を埋めたいですよね!

お疲れ様日本代表!

立派にブラジル代表の相手をつとめてくれました!
「いつかブラジルに勝つ」という夢、生命ある限り持ちつづけようと思います!