[6.1 フィナリッシマ イタリア 0-3 アルゼンチン]

 EUROとコパ・アメリカの優勝チーム同士が対決する「フィナリッシマ」(大陸間スーパー杯)が1日にウェンブリー・スタジアムで開催され、コパ・アメリカ2021王者のアルゼンチン代表がEURO2020王者のイタリア代表に3-0で勝利した。

 カタールW杯南米予選を2位で通過したアルゼンチンは、FWリオネル・メッシやMFアンヘル・ディ・マリア、FWラウタロ・マルティネスらを先発起用。一方、欧州予選プレーオフ敗退となったイタリアでは、この試合で代表を引退するDFジョルジョ・キエッリーニがキャプテンマークを巻き、GKジャンルイジ・ドンナルンマ、DFレオナルド・ボヌッチ、MFジョルジーニョ、MFニコロ・バレッラなどがスタメンに名を連ねた。

 アルゼンチンが均衡を破ったのは前半28分。高い位置でのボール奪取から、パスを受けたメッシが巧みなドリブルでペナルティエリア内左に持ち込み、左足で折り返す。フリーのL・マルティネスが右足で押し込み、先制ゴールを挙げた。

 前半アディショナルタイム1分にはL・マルティネスが前線でロングボールを収め、中央突破からスルーパス。抜け出したディ・マリアが左足の華麗なループシュートでネットを揺らし、追加点を奪った。

 そのまま2-0で時間が経過すると、後半アディショナルタイム4分にダメ押し弾が生まれる。中央をドリブルで攻め上がったメッシが密集地帯で粘り、左横の途中出場FWパウロ・ディバラへ。ディバラはコントロールから左足でグラウンダーのシュートを放ち、右ポストを叩いたボールがゴールに吸い込まれた。

 直後にタイムアップの笛が鳴り、アルゼンチンが3-0で圧勝。ベンチの選手たちもピッチに駆け込んで喜び合い、表彰式で主将のメッシが高々と優勝カップを掲げた。