“ビンタ事件”前のウィル・スミス、キャリア失う幻覚見ていた

写真拡大

ウィル・スミスは、幻覚作用をもたらすお茶“アヤワスカ”を飲んで幻覚を見ている時に、キャリアを失うことを予測していたそうだ。ウィルは、3月のアカデミー賞授賞式でクリス・ロックを平手打ちする数か月前に撮影されたインタビューの中で、そのお茶を飲んだ際に感じた恐怖を明かしている。

ネットフリックスの「デヴィッド・レターマン:今日のゲストは大スター」に出演したウィルは、「座って飲んでいたんだ。そして突然、僕の全財産が飛んでいってしまうのを目にした。家も飛んでいった。僕のキャリアもね」「『アー!』ってなって、お金やキャリアをつかもうとした。僕の人生全てが破壊されようとしていた。僕の恐怖だ」「僕はその中にいて、吐き気をもよおしたりした。『この通りさ。これが人生だ』って声が聞こえてね、僕は息切れしながら『なんてことだ!』ってなった」と当時を振り返る。

そこで、ビジョンが代わり、次は娘のウィロー(21歳)の「パパ助けて!パパ!どうしてこっちに来て私を助けてくれないの!」という叫びが聞こえたものの、娘の姿は見えなかったという。

その後、シャーマンにリラックスするよう促されたウィルは、お金や家、キャリアについて心配するのを止め、ウィローのもとに辿りつくことだけに集中したそうで、「落ち着けるところまで達したんだ。まだ声は100%聞こえていたよ。ウィローが叫ぶ中、お金は飛んでゆく。心の中では地獄が繰り広げられているけど、でも僕は完全に落ちついているんだ」と続ける。

その幻覚を「僕の全人生を通し最も地獄的な心理経験」と表現するウィルだが、それにより人生で起こる何事にも心の準備が出来たそうだ。

「誰を失っても対処できる。人生でどんな悪いことが起こっても対処できる。結婚や人生で起こる何事でもね」
「それがアヤワスカで起こる心理トレーニングの一部だ」
「まず、心配していることの99%は、実際には起こらない。痛みと惨めさの99%は自分で作り上げたものだ。リアルではないんだよ」