20日、睡眠時の無呼吸対策について講演を行う、代々木睡眠クリニックの井上雄一院長。(撮影:久保田真理)

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ひどくなると睡眠中に呼吸が停止してしまい(無呼吸)、身体に悪影響を及ぼす“いびき”。その対策についての講演(東京都精神医学総合研究所主催)が20日、東京都渋谷区の津田ホールで行われた。

 講演した代々木睡眠クリニックの井上雄一院長は、成人人口の2%以上がかかっているという、夜間のどが詰まって呼吸がしばしば止まってしまう病気「閉塞型睡眠時無呼吸症候群(OSAS)」について紹介。OSASにかかると、昼間に眠気・居眠りが生じて業務に支障をきたすことが多いという。また、無呼吸によって循環系への負担がかかることから、高血圧、心筋梗塞などを引き起こす恐れがあることも解説した。

 その対策として井上氏は、夜間鼻に気流を送り込むマスクをつける「鼻腔持続陽圧呼吸(CPAP)」という治療法を紹介。また、OSASにかかる多くの人は、肥満でのどが狭くなっているのが原因で、肥満にならない食習慣をつけることが大事だとも述べた。他にも、あごが小さい・後退気味の人がかかる恐れがあることから、「栄養ばかり気にしないで、硬いものをよくかんで、のどの筋肉を保ってほしい」と予防の大切さを呼びかけた。
 
 OSASなど睡眠障害の診断・治療を行う認定医が、日本睡眠学会のホームページで紹介されている。【了】

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