交換頻度に悩む『タオル』。家計のことを考えると出来る限り長く使いたいけれど、ゴワゴワしているのも気になる……そんな方は多いのではないでしょうか。そこで見つけたのが、クエン酸でタオルがふわふわになるという情報。実際、どれくらいふわふわになるのか、柔軟剤の場合と比較してみました(結果は個人の感想です)。

○そもそも『クエン酸』とは?

レモンなどの柑橘類や酢に含まれているクエン酸。疲労回復や夏バテ防止などに役立つと言われていますが、家事でも大活躍するとSNSで話題になっていますよね。

筆者は電気ケトルの水垢汚れや水回りの汚れに使っています。酸性のクエン酸がアルカリ性の水垢汚れを中和させて汚れを落としやすくしてくれるそう。食べ物にも含まれている成分なので、安心して使えるのもうれしいポイントです。

でも、まさか洗濯にまでクエン酸が使えるとは、この裏技を知るまでは知りませんでした!!

今回は、すすぎの段階で『柔軟剤を使ったタオル』と『クエン酸を使ったタオル』の仕上がりを比較してみようと思います。

○洗濯時、クエン酸の使い方

筆者の家には比較するのに良いものがありました。子どもたちが使っているバスタオルです。年明けの同じタイミングから使い始めた同じ素材のものが2枚。普段は洗濯した後、ドラム式洗濯機の乾燥機能を使って乾燥しています。

写真のタオルは2枚とも柔軟剤を使っていて乾燥機にかけたものです。同じ畳み方をして、高さは5cmほどでした。この時点では、手触りもやわらかく柔軟剤の香りもしています。

子どもたちが毎日使っているバスタオル 使用回数も同じ洗濯回数も同じもので比較

柔軟剤+乾燥機のふんわり具合は高さ5cmくらい

実験では分かりやすく比較するため、両方ともドラム式洗濯機の乾燥機能は使わずに、浴室乾燥で乾かすことにしました。

方法は簡単です。柔軟剤の代わりにクエン酸小さじ1杯をお水50ccで溶かして、柔軟剤の投入口に入れるだけです。クエン酸は水に溶けやすいので、お湯ではなくお水で大丈夫でした。

準備するものはクエン酸とお水とペットボトル

ペットボトルにお水50ccとクエン酸小さじ1を混ぜる

お水を入れて20回ほどペットボトルを振ると、クエン酸が全て溶けました。これで準備が整いました。あとは、混ぜたものを柔軟剤の投入口へ入れてスタートするだけ。

柔軟剤投入口へ入れて……

あとはスタートボタンを押すだけ

そして、洗い終わったものを浴室乾燥で乾かします。

○クエン酸を入れてすすいだ結果は……?

洗濯機の乾燥機能を使わなかったので、手触りがゴワゴワするかな? と心配していましたが、まず感動したのは『クエン酸で仕上げたバスタオル』です! 浴室乾燥から取り出したものを子どもたちに触ってもらいました。すると大きな声で「ふわふわする〜〜〜〜!!!」と大喜び!

そうなのです、柔軟剤を使っていないとは思えないほど、とてもふわふわのタオルに仕上がっていました。

子どもたちも触って比べてくれました

もちろん、柔軟剤を使った方には香りもあり、しっとりとしたやわらかさがありましたが、乾燥機にかけているときと比べると少しボリュームが物足りない印象でした。どちらも普段と変わらない5cmほどの高さです。もはや、見た目もやわらかさも見分けがつかないほどです。

5cmくらい

あくまでも筆者の子どもたちの主観ですが、「クエン酸で仕上げたバスタオルの方が触り心地がいいから好き!」とのことで、筆者も驚きの結果でした。

○洗濯物を中和してゴワゴワを減らす

クエン酸は酸性なので、アルカリ性の洗剤で洗った洗濯物を中和してくれるそうで、それが洗濯物のゴワゴワを減らして、ふわふわっとさせてくれるそうです。繊維をコーティングするわけではないので、使い続けても吸水性が落ちづらいのがメリットなのだとか。

もちろん、柔軟剤独自のやさしい香りとやわらかい肌触りも魅力ですが、一度試してみる価値のあるライフハックだと思いました。

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