日産サクラ新車情報・購入ガイド 電動化時代を加速させる新軽EV誕生!

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日産EVブランドを支える役割ももつ新型EV「サクラ」


 

日産は、軽自動車のEV(電気自動車)である新型サクラを2022年夏に発売すると発表した。

日産の国内販売にとって、軽自動車は非常に重要な役割をもっている。2021年度は、コロナ禍の半導体や部品不足、エアバッグの不具合などによるトラブルで大きく前年比割れしたものの、ルークスが約7.1万台、デイズが約5.2万台もの販売となった。

登録車で最も売れたノートが約9.6万台。2番目に売れたセレナが約5.6万台。いかに、日産国内販売において軽自動車が重要かよく分かる。

一方、日本のEVマーケットは過渡期にあり、多額な補助金が投入されなければ売れないなど、まだまだ過渡期にある。当然、新型EVであるサクラもルークスやデイズのような販売台数はまだ期待できない。むしろ、新型サクラは、その先進性で日産軽自動車のイメージリーダーとなる役割も担っているといってもいいだろう。

そして、日産は新型サクラの投入で、エントリーのサクラ、コンパクトのリーフ、ミッドサイズのアリアとEVラインアップが充実。選択肢が大幅に増えたことで、EVマーケットで国内ナンバー1メーカーとしての地位をより確固することにある。

 

 

航続距離180劼蓮短い? 長い?


 

日産EVブランドのイメージを担う新型EVサクラは、軽自動車のデイズのプラットフォーム(車台)をベースとし、EV用に改良。搭載されたバッテリーは、20kWhもの容量をもつ。その結果、航続距離は180辧WLTCモード)となった。

この航続距離が長いか短いかというのは、人それぞれといったところ。日産調べでは、180劼旅丗概離があれば94%の顧客のニーズをカバーするという。こうしたロジカルな考え方は、まさにごもっともな話なのだが、日本人の価値観とは少し離れている。

日本マーケットは、3、4人家族なのに8人乗りのミニバンを買う顧客が多く、大は小を兼ねるという価値観をもつ人が多い。実際、450劼發旅丗概離をもつリーフでさえ、航続距離が短いと感じる人は少なくないからだ。

価値観を変える行為は、かなり難しい。だが、実際は日産調べのように航続距離が180劼發△譴弌日常使いではほとんど苦労することはない。ちょっとした遠出も全然苦にならない。

例えば、日帰りで都心から箱根観光するとしよう。往復で約200勸未料行距離になる。無充電で走ることは難しいが、高速道路でのトイレ休憩時に充電。道の駅や立ち寄りポイントで充電など、継ぎ足し充電を1〜2回すれば、十分に走り切れる。

 

 

軽自動車最速確実!?  195Nmをアウトプットするモーターを搭載


 

そして、何よりも驚きなのがモーター出力。47kW(64ps)&195Nmをアウトプットする。64psは、軽自動車の自主規制ギリギリの数値。本来ならそれ以上が狙えるモーターなのだが、自主規制に合わせた。

驚きなのは、195Nmという最大トルク。デイズのターボモデルが100Nm。他メーカーのターボ車も100Nm前後が相場。なんと、新型サクラは、ターボモデルの2倍もの最大トルクをもっているのだ。どんな加速力をもつのか、この数値だけからでも十分に分かるだろう。

ドライブモードは「Eco」「Standard」「Sport」の3つから選ぶことができる。また、アクセルペダルだけで車速を自在にコントロールできるe-Pedal Stepも搭載。回生ブレーキを利用した機能で、アクセル操作ひとつで自在に車速をコントロール。慣れれば、ブレーキを踏む回数が激減するので、疲労軽減にもなる。上手に使えるようになると、実電費のアップも可能だ。

さらに、運転支援機能としては、プロパイロットが用意された。高速道路などで、同一車線内を維持しながら全車速で前走車に追従走行する。安全で疲労軽減にもなる機能。

そして、プロパイロットパーキングも設定。簡単な操作で、ほぼ自動で駐車してくれる機能となっている。

 

 

アリア的なデザインを採用した新型サクラ


 

新型日産サクラのデザインは、デイズのシルエットを感じさせながら、上級EVであるアリアと同じテイストも感じさせる。フロントフェイスは、最新デザイントレンドを取り入れ、薄型のLEDヘッドライトを上部に設置。グリルのデザインなども、アリアに寄せている。

リヤビューも流行りの一文字コンビネーションランプを装備。ワイド感をアピールする。フェンダーからサイドシル部分は滑らかで張りの強い面とし、力強さと視覚的な重心を下げるデザインが採用された。

ホイールには、日本の伝統美を感じさせる水引からインスピレーションを受けたデザインを採用。このデザインは、充電ポートのカバーにも使われており、遊び心にも富んでいる。

メーター周りのデザインは、7インチのアドバンスドドライブアシストディスプレイ採用のメーターと、大画面の9インチナビゲーションの2つのディスプレイを水平方向にレイアウト。このあたりも、アリアに似たデザインだ。ステアリングは、ユニークな2本スポークとなった。

インテリアカラーは、開放感のあるベージュ、ブラックを基調にベージュシートを搭載したプレミアムインテリアの3種類を用意している。

 

 

日産サクラのグレード選び


 

日産サクラの価格は、かなり高価。約233〜294万円となっている。日産によると、補助金が出ると約178万円から購入可能としている。つまり、約55万円もの補助金が出るということになる。最上級グレードのGであれば、実質約239万円で購入可能ということになる。それでも、デイズ最上級グレードのハイウェイスターGターボプロパイロットエディションが約175万円なので、かなり高価だ。クルマの性能面を含めれば、十分に納得できる価格だが、軽自動車気分で買うというモデルでは無さそうだ。

では、最上級グレードGは高価なので、中間グレードのXはというと、一気に安価になり約240万円となった。55万円の補助金が出ると仮定すると、約185万になる。それでも、デイズと比べるとかなり高価。

XはGに対して、プロパイロットやSOSコール、アダプティブLEDヘッドライト、アラウンドビューモニター、ナビ、ETCなど装備が外され、オプション化されている。個別に選択できればよいのだが、ほとんどセットパッケージオプション化されているので、選択の自由度は低い。こうなると、もはや最上級グレードGを購入したほうがお得感がある。

ただ、装備はシンプルでよい、と割り切れるのであれば、比較的安価に新型サクラを楽しめる。

 

 

日産サクラ価格


 

・S  2,333,100円

・X  2,399,100円

・G  2,940,300円

 

日産サクラ電費、充電時間、ボディサイズなどスペック


 

代表グレード サクラG

全長 x 全幅 x 全高(mm) 3,395×1,475×1,655

ホイルベース(mm)  2,495

最小回転半径(m) 4.8m

定員(名)    4

駆動方式  前輪駆動(FWD)

蓄電池種類  リチウムイオン電池

総電力量(kWh)  20.0

総電圧(V) 350

モーター最大出力(kw/rpm) 47/2,302-10,455rpm

モーター最大トルク(N・m/rpm) 195/0-2,302rpm

一充電走行距離WTLCモード(km) 180

充電時間 普通充電:8時間(バッテリー残量警告灯点灯位置〜100%) 急速充電:約40分(バッテリー残量警告灯点灯位置〜80%)

サスペンション(前/後) マクファーソン/トルクアーム式3リンク

タイヤサイズ 155/65R14

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