Jリーグ、「2022Jリーグシャレン!アウォーズ」の受賞クラブを発表…今年で3回目の開催

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「Jリーグ」は5月10日、「2022Jリーグシャレン!アウォーズ」を開催し、各賞の受賞活動を発表した。

「2022Jリーグシャレン!アウォーズ」は、全58クラブのホームタウン・社会連携(シャレン!)活動の中から、特に社会に幅広く共有したい活動を表彰するというもの。今年で3回目の開催となり、多くの協働者との連携や、取り組む課題や活動に関する発信力など、地域に根差したプロスポーツクラブの持つ価値をいかんなく発揮している社会連携活動を称える目的で実施している。

2022年は、2021シーズンに行われた2000を超える活動のうち、Jリーグ全58クラブよりエントリーのあった活動に対し選考を行い、最終的に3つの賞でそれぞれ2クラブ、合計6クラブの受賞が決まった。

受賞クラブは以下の通り。

ソーシャルチャレンジャー賞

いわてグルージャ盛岡
<ゴミで繋ぐ未来へのパス、グルージャごみゼロPJ>
「スタジアムから出るごみを少しでも削減したい」という思いからスタート。ゴミを堆肥化、堆肥肥料をグルージャ米プロジェクトで活用し、出来たお米を子ども食堂へ活用。地域スポーツを応援する事をきっかけとしたゴミ問題解決と社会連携を目指した循環型のプロジェクト。



FC琉球
<FC琉球県産品&子ども応援プロジェクト>
FC琉球の選手やスタッフが、コロナ禍の影響を受ける県産品(農水産品)の流通促進や、同じくコロナ禍の影響を受ける沖縄県内の子ども達の食糧支援や自立支援を行なったプロジェクト。



パブリック賞

松本山雅FC
<スタジアムトイレに生理用品の設置と生理への理解>
子どもたちの生理の貧困・生理に対する知識が浅いという課題に着目し取り組んだ活動。フェムケアに関する講習(Feminine(女性の)とケア(Care)をかけあわせた用語)を行い、試合の有無に関わらず、スタジアムトイレに生理用品を設置。



ヴィッセル神戸
<神戸市新型コロナワクチン接種会場の運営協力活動>
ノエビアスタジアム神戸をワクチン接種会場として提供することを打診し、“産学官”計19者連携、約7か月間に渡り安心安全な会場運営を実施。累計367,135回、約18万人の市民がノエスタに来場。有事にスタジアムを最大限活用し、試合運営で培ってきたノウハウを接種会場に落とし込んだ。



メディア賞

カターレ富山
<Be supporters!サポーターになろう!>
高齢者・認知症の方など普段は周囲に「支えられる人」が「支える人」となるプロジェクト。誰かを“推す” “応援する”ことで施設にワクワクとトキメキが溢れ、誰も予想しなかった数々の「つながり」と「幸せな物語」が生まれ、高齢者に起きた変化には医学の専門家も注目している。



ガイナーレ鳥取
<サッカーだけじゃない、地域で共創する夜のスタジアム>
試合がない日でも地域の方々に使っていただけるスタジアムがあってもいい。そんな思いから生まれた新しいスタジアムの活用方法。行政と地域の元気な企業との共創による新たなスタジアムの使い方が「夜宴スタジアム」


 
各受賞クラブに対しては、今後ホームゲームにて授賞式を行い、その様子はJリーグ公式YouTubeにてレポート動画が公開される予定となっている。