日本サッカー協会(JFA)は20日、6月のキリンチャレンジカップとキリンカップ計4試合に臨む日本代表メンバー28人を発表した。ドイツ・ブンデスリーガで今季29試合に出場した23歳のDF伊藤洋輝(シュツットガルト)が初招集。 DF冨安健洋(アーセナル)、MF鎌田大地(フランクフルト)、MF堂安律(PSV)、FW古橋亨梧(セルティック)らが復帰した。

 カタールW杯アジア最終予選が立て続けに組まれていた影響により、昨年6月以来約1年ぶりとなる国際親善試合。冬開催のカタール大会直前は各国リーグ戦スケジュールの関係で壮行試合が行えないため、とくに重要なテストマッチとなる。今回は拡大国際Aマッチウィークで4試合が可能。森保一監督は通常のベンチ入り枠23人より多い28選手の招集に踏み切った。

 前回活動のカタールW杯最終予選のオーストラリア戦、ベトナム戦からは初招集の伊藤ら8選手が追加。負傷離脱が続いていた冨安と古橋も復帰した。冨安、古橋、鎌田は昨年11月以来、堂安は今年1月以来の招集となった。またGK大迫敬介(広島)が2019年のE-1選手権以来、DF菅原由勢(AZ)が昨年5月以来の代表復帰。前回の活動を負傷で辞退したFW前田大然(セルティック)も入った。

 一方、前回の活動からはGK谷晃生(湘南)、DF佐々木翔(広島)、DF酒井宏樹(浦和)、DF植田直通(ニーム)、MF旗手怜央(セルティック)、FW大迫勇也(神戸)、FW林大地(シントトロイデン)が外れた。

 日本代表はキリンチャレンジカップで6月2日にパラグアイ戦(札幌ドーム)、同6日にブラジル戦(国立競技場)を実施。4か国参加のキリンカップでは10日にノエビアスタジアム神戸でガーナ戦を行った後、勝敗に応じて14日にパナソニックスタジアム吹田でチュニジアもしくはチリと対戦する。

■スタッフ

▽監督

森保一

▽コーチ

横内昭展

齊藤俊秀

上野優作

▽GKコーチ

下田崇

▽フィジカルコーチ

松本良一

▽テクニカルスタッフ

中下征樹

酒井清考

■選手

▽GK

川島永嗣(ストラスブール)

権田修一(清水)

シュミット・ダニエル(シントトロイデン)

大迫敬介(広島)

▽DF

長友佑都(FC東京)

吉田麻也(サンプドリア)

谷口彰悟(川崎F)

山根視来(川崎F)

板倉滉(シャルケ)

中山雄太(ズウォレ)

冨安健洋(アーセナル)

伊藤洋輝(シュツットガルト)

菅原由勢(AZ)

▽MF/FW

原口元気(ウニオン・ベルリン)

柴崎岳(レガネス)

遠藤航(シュツットガルト)

伊東純也(ゲンク)

浅野拓磨(ボーフム)

南野拓実(リバプール)

古橋亨梧(セルティック)

守田英正(サンタクララ)

鎌田大地(フランクフルト)

三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サンジロワーズ)

前田大然(セルティック)

堂安律(PSV)

上田綺世(鹿島)

田中碧(デュッセルドルフ)

久保建英(マジョルカ)

※菅原がケガのため途中離脱(6/3)

※守田がケガのため途中離脱(6/7)

▼過去のメンバーリスト

22/03/16 W杯最終予選・オーストラリア戦、ベトナム戦メンバー

(取材・文 竹内達也)