深セン証券取引所のメインボードに上場している、仏山市国星光電(002449/深セン)が5月19日、中国通信機器大手の華為科技(ファーウェイ)とLED分野の提携合意を結んだことを発表した。(イメージ写真提供:123RF)

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 深セン証券取引所のメインボードに上場している、仏山市国星光電(002449/深セン)が5月19日、中国通信機器大手の華為科技(ファーウェイ)とLED分野の提携合意を結んだことを発表した。
 
 同社は1981年設立で、2010年7月に深センメインボードに上場した。ミドルレンジ〜ハイエンドのLEDおよびその応用製品の研究開発、設計、生産、販売を主業務としており、製品はコンシューマーエレクトロニクス製品、家電製品、コンピューター、通信、ディスプレイ、ライトアップ製品、汎用照明、カーライト、殺菌浄化製品、植物照明などの分野に広く利用されている。2021年12月期の売上高は38億6347万元(前期比16.64%増)、純利益は2億258万元(同100.28%増)。22年1〜3月期の売上高は7億2204万元(前年同期比10.28%減)、純利益は2104万元(同42.91%減)。

 公告によれば、同社はファーウェイと先日「全面提携合意」を締結した。両社は合同イノベーションセンターを設立し、研究開発や業務提携を進めるとともに、市場や業界の発展動向に基づきコア技術を駆使した製品化、産業化を推進する。
 
  具体的には、同社が持つLEDディスプレイ、バックライトの技術的な強みと、ファーウェイが持つ半導体、AI、5Gなどの情報化技術力を融合し、ミニ・マイクロLEDやLEDバックライト、ディスプレイモジュール、直接発光型ディスプレイRGBデバイス、車載HUD(ヘッドアップディスプレイ)、インテリジェント健康照明、フォトカプラー、パワーデバイス、非可視光源などの分野でイノベーション提携を行う。また、イノベーションセンターは両社の人材育成・トレーニングセンターのモデル拠点とするほか、全国の行政や企業向けの視察、展示拠点とする計画だ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)