アップルの次期ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro 2(仮)」は以前から噂されており、今年後半に発売されるのは確実と見られています。その仕様につき様々な憶測が飛びかうなか、ここ数年で「最大の技術革新」となり、高品質な音楽を再生できるロスレス再生に対応するとの予想が報じられています。

 

このウワサの発信源は、有名リーカー(注目の未発表製品にまつわる有力情報を発信する人)LeaksApplePro氏です。それによればAirPods Pro 2は初代モデルの登場以来「ワイヤレスイヤホンにおける最大の革新」になるとのことです。デザインはステムレス、つまり持ち手部分の軸がなくなり、最先端のノイズキャンセリング機能を搭載。さらに「新しいコーデックのおかげでロスレスオーディオ対応」と述べられています。

 

まずAirPodsPro 2がステムレスになるのは、1年以上も前から米Bloombergが伝えていたことです。また有名アナリストMing-Chi Kuo氏も、ロスレス音源の再生をサポートすると述べていました

 

現在のAirPodsシリーズ(最高級モデルAirPods Maxを含め)ロスレス再生に対応していないのは、アップル独自規格Apple AAC Bluetoothコーデックの制限によりますが、限界を突破するためのハードウェア技術が持ち込まれるのかもしれません。

 

また(充電ケースの)LightningポートがUSB-Cに替えられるかもしれないとのことです。アップルがゆくゆくはiPhoneやAirPodsなどをUSB-Cに移行することは、Bloombergも予想しつつも「2023年以降」とされており、こちらの可能性は高くないとも思われます。

 

ほかLeaksApplePro氏の気になる予想は、AirPods Pro 2が現行のAirPods Proよりも値上げになるかもしれないということです。AirPodsProが249ドル(アップル公式ストアでの設定)に対して、299ドルになる可能性があるとのこと。

 

この価格が本当であれば、5月現在の日本円に換算すれば約4万円にものぼります。競合他社のワイヤレスイヤホンよりも割高な感もあり、厳しい競争を強いられるのかもしれません。

Source:iDropNews
via:Tom’s Guide