auとUQ mobile向け5Gスマホ「arrows We FCG01」がAndroid 12に!

KDDIは17日、携帯電話サービス「au」および「UQ mobile」向け5G対応エントリースマートフォン「arrows We FCG01」(FCNT製)に対して最新プラットフォーム「Android 12」へのOSバージョンアップを含むソフトウェア更新を2022年5月18日(水)15時より提供開始するとお知らせしています。

更新はスマホ本体のみで無線LAN(Wi-Fi)および携帯電話ネットワーク(5G/4G・WiMAX 2+)によるネットワーク経由(OTA)が用意されており、更新時間は約15分、更新ファイルサイズは約0.7GBとなっており、更新ファイルサイズが大きいのでダウンロードにはWi-Fiの利用が推奨されています。

なお、更新を実施するには内蔵ストレージに約3.0GB以上の空きがあり、電池残量が十分な状態(フル充電)となっている状態で更新をするよう案内されています。主な更新内容は以下の通り。更新後のビルド番号は「V13RK39E」、Androidセキュリティパッチレベルは「2022年3月1日」となるとのこと。

<アップデート内容>
・Android 12による機能・操作性の向上
・1.7GHz帯を利用した5Gサービスへの対応

○主な機能追加・変更内容/削除項目について
1)「メディア管理アプリ」が追加されてアプリごとにメディア管理の権限設定が行えます。
2)「アラームとリマインダー」が追加されます。
3)個別アプリ情報内に「権限を削除して空き容量を増やす」が追加されます。
4)ユーザー補助のメニュー構成が大幅に変更されます。
 ・細かい機能が「タイミングの管理」や「システム操作」の配下に移されます。
 ・細かい機能が「音声の調整」配下に移されます。
 ・「さらに輝度を下げる」や「テキストを太字にする」が追加されます。
 ・新たに「全般」という見出しがつくようになります。
 ・「ユーザー補助機能のショートカット」項目が追加されます。
5)「通話アカウント」の設定項目が削除されます。

○その他OSアップデートにおける改善内容・初期化/削除項目の詳細は以下よりご確認ください。
 OSアップデートにおける機能追加・変更/削除/初期化項目について(1.1MB)[PDF]
 ※更新されるソフトウエアには、上記以外により快適にFCG01をご利用いただくための改善内容が含まれております。

・Android 12共通の特長について、詳細は下記よりご確認ください。
 アップデートとは?



arrows We FCG01はFCNT(旧:富士通コネクテッドテクノロジーズ)が展開している「arrows」ブランドにおいて5Gに対応しながらも低価格なエントリーモデルとして投入された「arrows We」のau版およびUQ mobile版で、チップセット(SoC)はQualcomm製「Snapdragon 480 5G Mobile Plartform」を搭載しています。

arrowsブランドの特徴でもある防水・防塵・耐衝撃だけでなく、さまざまなタフネス性能を備えており、高さ1.5mから26方向でコンクリートに落下させる試験をクリアしているほか、画面割れに強く、泡タイプのハンドソープや液体タイプの食器用洗剤で“洗えるスマホ”となっているほか、アルコール除菌に対応しています。


au版のarrows Weはローズゴールドおよびホワイト、ブラックの3色展開

主な仕様は約5.7インチFHD+(720x1520ドット)液晶や4GB内蔵メモリー(RAM)、64GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット、4000mAhバッテリー、USB Type-C端子、3.5mmイヤホンマイク端子、おサイフケータイ(FeliCa)、防水(IPX5・IPX8)、防塵(IP6X)、耐衝撃、背面指紋センサー、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4および5GHz)の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.2、位置情報取得(A-GPSなど)。

カメラは背面が約1310万画素CMOS/広角カメラと約190万画素CMOS/デプスカメラ、前面が約500万画素CMOS/広角カメラ。サイズは約147×71×9.4mm、質量は約172g。本体カラーはauおよびUQ mobileではローズゴールドおよびホワイト、ブラックの3色が販売されています。SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットが1つ搭載され、au版およびUQ mobile版ではeSIMにも対応しています。その他の詳細な製品情報は以下の記事をご覧ください。

・FCNT、5G対応エントリースマホ「arrows We」を発表!NTTドコモとau、SoftBankから12月上旬発売予定。SoftBank版はeSIM対応 - S-MAX
・NTTドコモの5G対応エントリースマホ「arrows We F-51B」を写真と動画で紹介!シンプルやジュニアなどの幅広い世代が安心して使える【レポート】 - S-MAX


発売時にはAndroid 11がプリインストールされていましたが、今回、最新のAndroid 12が提供開始されました。更新方法は「設定」→「システム」→「詳細設定」→「システムアップデート」を選択して画面の案内に従って操作します。詳細は『ソフトウエアアップデートガイド(563KB)[PDF]』をご確認ください。更新に際しての注意事項は以下の通り。

・OSアップデートはお客さまの責任において実施してください。
・OSアップデートを行うとAndroid 11に戻すことはできません。
・OSアップデートにより、お客さまのauスマートフォンはAndroid 12に変更され、画面操作や機能が変更されます。
・OSアップデートは更新のための通知が表示されOKを押すと更新が始まりますが、更新前に必ずauホームページ記載の更新内容と注意事項をご確認の上実施してください。
・アップデート中は110番、119番、118番への電話も含め、メール送受信などすべての機能は操作できません。
・OSアップデートは所要時間が最大15分となりますので、本体を充電しながら、または本体の電池残量が十分な状態(フル充電)で実施してください。
・5G/4G通信を利用したソフトウエア更新を実施した場合のデータ通信料は有料です。高額にならないようデータ通信料定額/割引サービスへご加入の上で実施してください。
・5G/4G通信を利用した場合、データ通信量が月間データ容量を超えると、当月末までの通信速度が送受信最大128kbpsとなりますのでご注意ください。(通信速度の制限は、翌月1日に順次解除されます。)
・OSアップデートを行う際は通信が切断されないよう、電波が強く安定している状態で、移動せずに実施してください。
・OSアップデート中は、絶対に本体の電源をOFFにしないでください。故障の原因となる場合があります。
・OSアップデートにて本体に登録された各種データや設定情報が変更されることはありませんが、お客さまの端末の状況などによりデータが失われる可能性がありますので、電話帳やEメールなどの大切なデータは必ずバックアップを取ってから実施してください。
 arrows We FCG01取扱説明書
 データお預かりアプリ
・アップデート実施後に初めて起動した時は、データ更新処理のため、数分から数十分間、動作が遅くなる場合があります。(所要時間は本端末内のデータ量により異なります。通常の動作速度に戻るまでは電源を切らないでください。)
・OSアップデート実施後に初めてauメールアプリ(@au.com/@ezweb.ne.jp)を起動した時は、数分から数十分程度データ更新処理を行うため、メールの閲覧、送受信ができません。(所要時間はメールの保存件数や容量により異なります。データ処理完了まで電源を切らないでください。)
・海外利用中はソフトウエア更新の機能を利用できない場合があります。
・Android 11で動作しているアプリケーションのAndroid 12上での動作は保証できません。アプリケーションの対応OSなどをご確認の上、OSアップデートを実施してください。


記事執筆:memn0ck


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