米グーグルは開発者向け会議「Google I/O」にて、ブラウザ「Chrome」にバーチャルクレジットカード機能を追加すると発表しました。

↑グーグルより

 

バーチャルクレジットカードとはカード発行会社が新たなクレジットカード番号をユーザーに付与するものです。これにより、普段遣いのクレジットカード番号をショッピングサイトに知られることがなく買い物ができ、セキュリティを向上させることができます。

 

Chromeのバーチャルクレジットカード機能では、クレジットカードやデビットカードの16桁の数字を入力する際に、仮想の番号を入力するかどうかが尋ねられます。そしてクレジットカード会社により対応は異なりますが、例えばCapital Oneの場合にはバーチャルクレジットカードの利用が提案されるのです。一方でVisaやアメックスの場合、毎回異なるCVV(セキュリティコード)が利用されます。

 

この機能はまずデスクトップ向け(WindowsやMac、Linux、ChromeOS)およびAndroid向けのChromeブラウザから提供されます。さらに、後日にはiOS向けのChromeブラウザでも利用できる予定です。

 

Chrome向けのバーチャルクレジットカードはVisa、アメックス、Capital Oneブランドのすべての消費者向けクレジットカードを対象に、今夏より米国で展開されます。またマスターカードについては、今年後半にサービスが提供される予定です。

 

残念ながら、日本におけるChromeのバーチャルクレジットカードの提供時期は発表されていません。ユーザーの安全性を大きく向上させる同機能、早めの国内上陸を待ちたいものです。

 

Source: 9to5Google