日曜午後にマリエン広場にて、ブンデスリーガ10連覇の報告を行った、バイエルン・ミュンヘン。その中でも特にはしゃぐ様子をみせていたのがジョシュア・キミヒであり、バイエルン・ミュンヘンの背番号6はファンや選手仲間とのチャントに、何度も参加する様子が見受けられていた。ただできることならばリーグ戦のみならず、もっと多くのタイトル獲得を祝いたいところ。
 
 「今シーズンの前半戦ではなかなかの出来ではあったのだけど、でも冬季休暇明けからはなかなか調子が上がらず、何人かの選手が抜けてしまっていた。なかなかリズムに乗る事ができなかったね」と振り返ったキミヒ。とりわけチャンピオンズリーグ準々決勝ビジャレアル戦での敗退は、それが顕著にでてしまった結果だった。

 「決して迫っていたわけではなかった」と漏らしたキミヒ。その巻き返しに向けてどれほど変えていかなくてはならないのか。「いくつかあるね。これだけ直せば良いということはない」と答えたドイツ代表MFは、「100%の力を発揮していかなくてはいけないということを、僕たちは学び、理解を深めていかなくてはいけないんだ。ブンデスリーガでの戦いでもそれを感じることが多くなったよ」と指摘。

 例えばそれはボーフム戦であったり、そして最近ではマインツ戦について言えることだろう。「日々、僕たちは限界に挑み続けなくては、そうじゃないならシンプルに不足しているということさ」と、言葉を続けた。ただ少なくとも代表参加までの数日間だけは、キミヒやバイエルンの選手たちは一息つき、気持ちを切り替えていくことができるだろう。