台湾、中国による侵攻想定し5日間の図上演習 ウクライナの防衛参考

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(台北中央社)台湾で16日、中国軍による侵攻を想定した定例演習「漢光38号」の図上演習が始まった。国防部(国防省)幹部によれば、ロシア・ウクライナ戦争(露宇戦争)における防衛の方法を参考にする。20日まで5日間の日程で実施される。

同部によれば、これまではコンピューターによるシミュレーションを行っていたが、今回は軍の重要な幹部を集め、対面で詳細な戦術や戦法について議論を重ねる。幹部同士で戦いにおける共通認識を得ることで作戦計画の発展につなげ、軍の部隊編成や戦備に生かすという。また、参加するのは主に幹部で、大量に人手を動員する必要がなく、新型コロナウイルス流行下での「密」も避けられるとしている。

実動演習は7月25〜29日に予定されている。

(游凱翔/編集:楊千慧)