今シーズンいっぱいをもってエルリング・ハーランドが、ボルシア・ドルトムントを後にし新天地へと旅立つことはだいぶ前から指摘されてきたことだが、先日にマンチェスター・シティへの移籍が発表された若きノルウェー代表FWの最終戦にて、ボルシア・ドルトムントファンたちからはブーイングなどはなく、名物となっている「黄色い壁」をはじめとして、万雷の拍手とチャントが巻き起こるなど、ブンデス67試合に出場して61得点をマークしたストライカーの船出を温かく見送っていた。


 さらにこの日はのべ44年間にも渡るドルトムント在籍期間に終止符を打った、ミヒャエル・ツォルクSDの退団セレモニーも行われており、スタンドからはまもなく還暦を迎える同氏に対してスタンディングオベーションが送られ、南側のスタンドにはっ選手として通算572試合に出場した、同氏の名前が記されたバナーも掲揚。さらに元ドイツ代表のマルセル・シュメルツァや、ロマン・ビュルキ、マルヴィン・ヒッツ、アクセル・ヴィツェル、ダン=アクセル・ザガドゥ、ヘイニエル、マリン・ポングラシッチらも、この日ドルトムントへ別れを告げた。