強烈なパンチをお見舞いしたジョン・ラミレス【写真:Getty Images】

写真拡大

スーパーフライ級の試合で衝撃のKO劇

 米国で14日(日本時間15日)に行われたプロボクシングの試合で、ダウンした選手がリングから落下する驚きの初回KO劇が話題となった。スーパーフライ級8回戦で強烈なパンチをお見舞いしたジョン・ラミレス(米国)に米ボクシング専門誌「ザ・リング」も注目。「壊滅的なワンパンチ」「観衆を熱狂の渦に」などと伝えている。

 ロープ際で相手がリングから“消えた”。初回、ラミレスは対峙したジョン・サルバティエラに圧力をかける。ロープ際で繰り出した右が顔面をとらえた、次の瞬間だ。意識が飛んだかのように後ろ向きに倒れたサルバティエラは、なんとリング下へ頭から落下。近くにいたカメラマンが助けようと、頭を支えていた。

 なんとかリングに戻ったサルバティエラだが、レフェリーは試合をストップ。ラミレスがKO勝ちで、負けなしの10連勝(8KO)となった。米ボクシング専門誌「ザ・リング」は「ジョン・ラミレスが無敗をキープ。ジョン・サルバティエラを初回KO」と見出しを打った記事でこの試合を報じている。

 同誌は「ラミレスは壊滅的なワンパンチで初回KO。トヨタセンターの観衆を熱狂の渦に巻き込んだ」「パンチの衝撃でサルバティエラはリング外に落下。カメラマンたちが彼を囲んだ」と試合の模様を伝えた。

 記事では勝利したラミレスのコメントも紹介。試合後のインタビューで「彼(サルバティエラ)はミスを犯し、その代償を払わないといけなかった」「彼は俺のレベルにいなかった」「俺は最高の相手と戦いたい。最高の相手と戦わないと強くなれない」と話したという。

(THE ANSWER編集部)