ロベルト・レヴァンドフスキが今季最終節終了後に自身の去就について言及、バイエルン・ミュンヘン時代の終焉は刻一刻を近づいてきているようだ。この日フォルクスワーゲン・アレナのアウェイ席ブロックの前を歩いていたその表情には、感慨深さが滲み出ていた。5年連続でブンデスリーガ得点王をkickerより授与された後、ファンの前でチャントを共に歌い手に平でエンブレムへと触れる様子からも別れへの気持ちはみてとれ、そして母国ポーランドの放送局Viaplay Sport Polskaに、「契約を延長しない」ことを決めたと明かしている。

 「バイエルンでの最後の試合だったということは十分にあり得る」と語り、改めて今年すでにバイエルンを去ることを望んでいることが明らかに。2023年まで契約を残していることからも、「それは100%確実なものとまではは言えないが、可能性はあるだろう」と語った。実際にこの試合の前にも、ハサン・サリハミジッチSDはレヴァンドフスキが移籍を希望していることを明かしており、「両者にとって完璧な答えをみつけていくこと」を目指しているという。


 そのためにはバイエルンとしては適切な移籍金、そして適切な後継者を見出さなくてはならないが、それでも同選手の残留を切望していたユリアン・ナーゲルスマン監督らチームにとって「素晴らしい選手を失う」ことに変わりはない。ただ「この状況を最大限に活かす」と前もむいており、スカイはリヴァプールFCのサディオ・マネの代理人にサリハミジッチSDが接触したと報道。ドイツの大衆紙ビルトでも同様に、同選手に対する関心を伝えている。