壊れたファスナーの直し方、知っていますか? もちろんプロに頼めば解決だけど、急いでいるときほど壊れたりするし、出先で急に壊れた場合など、自分でなんとかするしかないことも。

そんなときのために、ワセリンや鉛筆など身近なものを使って簡単に直す方法を<コスモポリタン イギリス版>からご紹介します。

【INDEX】


ファスナーが2つに分かれてしまう、または閉めた後にほどける場合1.ペンチを使う
スライダーが外れてしまったとき2.マイナスドライバーを使う
ファスナーが動かないとき3.ピンセットを使う4.鉛筆か食器用洗剤を使う5.ワセリンを使う
エレメントが欠けている
ファスナーが下がってしまうとき6.ペンチを使う7.マニキュアを使う
応急処置8.ペーパークリップを使う9.安全ピンを使う
そもそもファスナーが壊れないようにするための予防策10.思いきり引っ張らない11.ファスナーに負荷をかけ過ぎない

ファスナーに関するパーツの名称

まずは、各部の名称を覚えるところからスタート!

ファスナーが2つに分かれてしまう、または閉めた後にほどける場合

ペンチを使う

ファスナーはちゃんと機能しているのに、閉めたとたんにエレメントがほどける場合、問題はエレメントを閉じるスライダーにあり。時間の経過とともにスライダーがゆるんだり、開いてきたりして、エレメントが外れてしまうのだとか。

自分で直すには、ペンチを用意。スライダーを挟んで圧迫し、元のきつさに戻します。強く挟み過ぎるとスライダーが壊れてしまう可能性があるので、徐々に力を強めるのがコツ。

全工程はこちらの動画でチェックして。

スライダーが外れてしまったとき

マイナスドライバーを使う

スライダーの片側または両側がエレメントから外れてしまった場合は、もう一度スライダーを取りつければOK。

ファスナーの一番下を探して、スライダーにエレメントをはめんで。ファスナーの端は布に包まれている場合もあるので、注意して探してみて。

かたい場合はマイナスドライバーを使うと便利。左右のエレメントをスライダーに入れることに成功したら、引き手を上下に動かし、元の位置に戻して。

ファスナーが動かないとき

ピンセットを使う

まずはファスナーに布や糸が挟まっていないかをチェック。挟まっていれば、手で取り除いてみましょう。

手で取れないようなら、ピンセットを使ってゆっくりと取り外します。時々引き手を上下に小刻みに動かすと取り除きやすいです。

鉛筆か食器用洗剤を使う

ピンセットでファスナーが動かなくても、あきらめないで。鉛筆の芯でエレメントをコーティングするか、食器用洗剤を少量塗って、スライダーが動くか試してみて。

ワセリンを使う

鉛筆も洗剤も試したのにびくともしない、または服が汚れるのが心配という場合、ワセリンが救世主になるかも。綿棒にワセリンをつけ、エレメントのつかえている部分に塗り、エレメントに詰まった小さなかすをワセリンで除去します。

エレメントが欠けているとき

この場合は問題が厄介なので、プロに頼むのがおすすめ。

ファスナーが下がってしまうとき

ペンチを使う

ファスナーが勝手に下がってしまうのは、エレメントが外れているか摩耗しているかのいずれか。まずはエレメントをよく観察して、外れていたり、列からずれている部分がないか確認すること。もしあれば、ペンチでゆっくりと元の場所に戻してあげて。エレメントの並びに問題がなさそうなら、次のステップへ。

マニキュアを使う

使い過ぎでエレメントが摩耗しているのが原因なら、透明なマニキュアをエレメントに塗ってみて。厚みが出て、元のように機能するはず。一塗りで効果がないようなら重ね塗りも◎。よく乾かしてから使うよう注意してくださいね!

応急処置

ペーパークリップを使う

もしどの方法を試してもファスナーを上げられないなら、全体的に取り替えるしかないかも。それまでの応急処置としては、ペーパークリップの一方をスライダーのループに通し、もう一方を近くのボタンや金具上にかけることで、なんとかファスナーが落ちてこないように固定できるかも。

安全ピンを使う

安全ピンで留めておくことも有効的。その場しのぎの応急処置だけれど、出先で困ったときなどにとっても便利。

ファスナーが壊れないようにするための予防策

思いきり引っ張らない

ファスナーの故障を回避する一番の方法は、使用時に力を入れすぎないこと。引き手が上がらないと、つい力を入れたくなるけど、一旦手を止めて原因をよく考えて。

ファスナーに負荷をかけ過ぎない

荷物であふれかえったバッグや、きついジーンズのファスナーを閉めようとすれば、エレメントに負荷がかかり過ぎるもの。たとえ閉まっても、そのうち壊れる可能性が。その場合は、荷物を減らすか、服をお直ししてもらうかするのがおすすめ。

※この翻訳は、抄訳です。Translation:mayuko akimotoCOSMOPOLITAN UK