アストン・ヴィラでキャリアを復活させたフィリッペ・コウチーニョは、そのままFCバルセロナから完全に退団することとなった。これは両クラブが木曜日の夕に発表したもので、コウチーニョはアストンヴィラと4年契約を結び、バルサは2000万ユーロの移籍金を受け取り、また次回移籍の際には移籍金の50%がカタルーニャに入るという条項も付随している。

 1月に加入して以来、スティーブン・ジェラード監督のもと、攻撃の要として成長をみせており、リーグ戦16試合に出場して4得点3アシストを記録。ジェラード監督は「これはアストンヴィラにとって素晴らしい移籍だ」と述べ、「フィルは模範的なプロフェッショナル。1月に来てから、彼のチームへの影響は明らかだ」と評価。ただ1億4000万ユーロを投じて迎え入れたバルセロナでは、その大きな期待に応えることはできていなかった。

 その一方で同じくバルセロナで期待に応えられず、アトレチコにレンタル移籍中のアントワーヌ・グリーズマンはどうなるのか?ロヒブランコは4000万ユーロの購入オプションの削減を望み交渉中であり、一方のバルサ側もグリーズマンの年俸2200万ユーロの削減のため譲歩する可能性もあるだろう。31歳のフランス代表もまたマドリードに残ることを望んでおり、給料の減額も受け入れるようだ。スペインメディアによると、アルバロ・モラタ(アトレティコからユーベにレンタル中)を含む取引も問題ないという。