新宿駅南口ルミネ前売場では、21年に5億円が

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本誌は、なんと沿道の宝くじ売り場から、総計77億もの大当たりが続々出ている3つの街道を発見! そこで今回、発売中の1等・前後賞合わせ5億円のドリームジャンボ購入対策として、この全国3大「億街道」の売り場に注目し、直撃取材をしてみた。ドリームジャンボを買うなら、街道沿いの売り場に出かけてみてはーー。

【甲州街道】(東京都)

最初に紹介するのは、東京都を起点として、山梨県を経て、長野につながる甲州街道。ここ4年間で都内の沿道から総額21億円の当たりが出ている。

昨年サマーで1等5億円(前後賞なし)が出た「新宿駅南口ルミネ前売り場」(新宿区西新宿1-1)。

「売り場は甲州街道の歩道にあるんですが、昔、この街道は甲州の金山で採れた金を江戸に運ぶ“金の道”と呼ばれ、もともとお金に縁があるんですよ」

そう話すのは販売員の井上玲子さん。今回の5億円が出る直前、知り合いから、キタサンブラック(歌手の北島三郎ゆかりの人気競走馬)をあしらった金色のお札のレプリカをもらい、売り場に飾ったところ大当たり!

「金の道だけに金のお札が金運を運んでくれたのかも」(井上さん)

つづいては今年バレンタイン1等3億円が出た「千歳烏山チャンスセンター」(世田谷区南烏山5-12-2)。

「’21年初夢くじで、常連の男性が100万円を当ててから、当たり続き。よい運気の流れが来ていると感じています」(平井裕史店長)

このよい運気の流れはまだまだ続く。街道を西に下った日野市「日野旭が丘三和チャンスセンター」(日野市旭が丘6-7-5)からは’21年7月にロト6で1等3億円が。

「3億円を当てたのは常連の70代の男性。ロト6の当せん数字を熱心に研究している人で、当せん後にも『当てずっぽうじゃ当たらないよ』とおっしゃってましたね」(販売担当・小島一彦さん)

JR八王子駅に近い「ドン・キホーテ八王子駅前チャンスセンター」(八王子市中町1-3)からは’19年年末で1等10億円。

「1等を当てた方は求職中の男性で、困っている人に宝くじの神様はほほ笑むというのは本当だなと実感しました」(高家多悦店長)

沿道のあちこちに金をふりまく、まさに“甲州金街道”だ。

【熊野街道】(大阪府)

「熊野街道は平安時代から熊野三山(和歌山県の熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)へ詣でるための参詣道。その起点が大阪の天満橋なんです」

こう話すのは大阪府「ドリームスクウェア天満橋」(大阪市中央区天満橋京町1-1)の販売担当・加藤毅さん。ここはなんと’21年、’22年と連続でバレンタイン1等3億円が出て注目の売り場だ。

「じつは’21年、’22年のバレンタインで連続で1等の組違い賞10万円を当てた常連の女性もいまして、これも奇跡的な確率なので、鳥肌が立ちました。まちがいなく熊野街道パワーです」(加藤さん)

大阪府内の熊野街道沿いからも大当たりが続出。その総額は32億円に上る。

起点の天満橋から、南に下りながら紹介していこう。

’15年オータム1等5億円の「近鉄上本町駅売場」(大阪市天王寺区上本町6-1-55)は、小さな招き猫が億招きしたと評判。

「伊勢のおかげ横丁でこの招き猫を購入して、売り場に飾った直後に5億円。招き猫用の座布団を新調して大切にしています」(販売担当・野田保隆さん)

街道は巨大古墳として有名な仁徳天皇陵の堀沿いを進む。’20年サマー1等7億円が出た「アリオ鳳チャンスセンター」(堺市西区鳳南町3-199-12)はその道沿いにある。

「’19年に仁徳天皇陵が世界遺産になったことから、売り場で当せん祈願に行きました。そうしたらサマーの抽せんがあり7億円。パワースポットの御利益に驚かされました」(石崎泰淳店長)

さらに街道を南下し、岸和田市「磯上チャンスセンター」(岸和田市磯上町4-7-7)はジャンボ総額19億円の大当たり売り場として有名。

「熊野街道沿いで億が続出していることは知っています。うちの売り場は金運に御利益があるという信貴山の張り子の寅を置いたところ、19億円。熊野街道しかり、日本古来のパワーはすごいと思います」(販売担当・篠木将司さん)

そして「岸和田ラパークチャンスセンター」(岸和田市春木若松町21-1)からは今年3月にロト7で1等10億円が出て地元は大騒ぎだ。

「当たった人は数字を機械任せで選ぶクイックピックで購入されてました。売り場の機械に億招きパワーがあるのかも」(販売担当・宮本清彰さん)

別名“お祓い道”と呼ばれ、まさに街道そのものがパワースポット。その開運パワーは絶好調だ。

【長崎街道】(長崎県)

長崎駅付近から福岡県まで続く長崎街道の長崎県内では、’17年サマーミニ1等1億円が2本出た「ゆめタウン夢彩都チャンスセンター」(長崎市元船町10-1)を皮切りに総額24億円の大当たりが出ているのだ。

「ゆめタウン夢彩都チャンスセンター」の販売担当・原田智さんによると。

「長崎街道は別名“シュガーロード”と呼ばれ、江戸時代、砂糖を西国に運ぶ重要な道でした。それがいまは“億街道”になっているんです。1億円を当てた方は知らずにくじを売り場に持ってこられて、当せんを知ったとたん、固まって動けなくなったのが印象的」

つぎは翌’18年にハロウィン1等5億円が出た「東長崎イオンチャンスセンター」(長崎市田中町1027-8)。このとき1等を当てた人が抽せん日まで、くじをヒノキの切り株の上に置き、5円玉をのせておいたゲン担ぎが話題になったという。

「店頭にもヒノキの切り株と5円玉のレプリカを置き、購入したお客さんにゲン担ぎしてもらっています」(販売員・松尾みどりさん)

翌’19年には「久山台マルキョウチャンスセンター」(諫早市久山台6-1)からサマー1等7億円が。

「7億円が出る前に1週間の間にスクラッチで10万円、30万円、50万円が続いて出たんです。これは運気が上がっていると思ったら、本当に大当たり」(岩月寛和店長)

そして’21年に年末1等10億円が出た「大村イオンチャンスセンター」(大村市幸町25)。

「ちょうど今年秋、西九州新幹線が大村を通って長崎まで開通します。長崎街道だけでなく新幹線もよい気をどんどん長崎に運んでくれたらいいですね」(販売員・芳田ともえさん)

この古い3つの街道沿いに億が続出している現象について、宝くじ研究家の山下剛さんは次のように語る。

「中国風水では旧街道はパワースポット沿いに造られたといわれますので、いまも運気が強くパワーを発揮しているのだと思います」

爆当たりを続ける日本3大「億」街道。あなたも見逃す手はないぞ。