ナイトクラブでアルバイトをしながら、ビューティセラピストの資格を取るために大学で勉強している、ウェールズ・ペンブルックシャー出身のエリー・デイビスさん(18歳)。幼い頃に斜視と診断された彼女は今、モデルになることを夢見ているそう――。

4歳のときに初めて「斜視」と診断されたとき、治療のための眼鏡をかけることを拒んだというエリーさん。それ以降、年々顕著になってきて、現在は左目の約80%見えなくなっており、物を見るために右目が過剰に動いているのだそう。

現在、エリーさんのTikTokのフォロワー数は22万人以上。<Daily Star>の独占インタビューでは、斜視と診断された過去や将来の夢を明らかに。

「4歳くらいのときに、両親が私の目がおかしいことに気づきました。それは私が疲れているときに顕著に現れたのです。私の兄も斜視ですが、兄は眼鏡をかけるようになったので、私とは違って兄の目は少し矯正されました」「周囲の人には私の視線がわかるように、私の目が向いてるほうを見てもらうのですが、やっぱり難しいですね。それが眼鏡をかけなかったことを後悔している唯一の理由です」

その後エリーさんは、遊び心でTikTokを始め、SNS上でも注目を浴びることに。それにより、自身のメイクアップスキルを披露することができたとも明らかに。

「有名なインフルエンサーやセレブもコメントをくれて、とても嬉しかったですし、そこからすべてが始まりました。インターネット上で存在感を示すのは、私にとって初めてのことでしたが、他のインフルエンサーたちからヒントを得ながらできる限りのことをしてきました。それがすべてがうまくいったんです」

さらに、いじめを受けたり、SNSでの否定的なコメントを受けることもあったものの、強い精神力を身に付けてきたともいう。

「小学生の頃はメガネをかけていたので、否定的なコメントはあまりありませんでした。男の子から心ないことを言われたこともありますが、12歳の頃、中学校に入学してからは気にならなくなりました」「ネガティブなコメントを煩わしく思うこともありますが、一緒に笑ったり、冗談でかわしたりしています。そうすれば私も傷つくことはなかったんです。だって私も一緒に笑っているから」

時には人の意見に左右されることもあったものの、 TikTokについては自分が心からやりたいと思っていることでもあり、心から楽しんで投稿しているという。そのため、ネガティブなコメントがきてもうまく対処することにしているそう。

「TikTokから得られる幸福感を、誰にも奪われたくなかったんです。もちろん人間だから、時々コメントを読んで動揺するけど、それは全く普通のこと。たまにコメント欄を荒らす人に対して同意するかのように返信を送るけど、私は気にしてないってことを示したいだけ。私は自分自身の好きなように受け入れる――それでいいんだと思います」

またSNSを通して自分を表現しているエリーさんは、「自分と同じような症状を持つ人の中には目に見える不安を恐れている人もいるから、彼らが孤独でないこと、みんなとは違うと感じる必要がないと思ってほしい」とも語った。

「自分の不安や心境を大胆に表現して、注目を集めることができるのは私の強み。私はモデルになりたいんです。自分に自信もありますが、同じように誰かに自信を持たせてあげたい。それが私の夢です」「正直なところ、私は家族に恩返しをしたいんです。家族を養って、少しでも助けられるようになりたいから」

自分を愛し、夢に向かって突き進むエリーさん。そんな彼女から、勇気をもらう人も多いはず。