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これからも国立で陸上の大会はできまぁす!

ゴールデンウィークが終わるという絶望を振り払うように、連休の締めとなるお出掛けをしてまいりました。向かいましたのは我らがレガシー、国立競技場。今振り返ると何故有観客で開催できなかったのかトンとわからぬあの2020東京五輪以来となる、国立競技場での陸上競技会が有観客にて開催されたのです。

7日に行なわれた日本選手権の10000メートル、そして8日に行なわれたセイコーゴールデングランプリ陸上。国内外の有力選手が集い、観客とコネクトしながら展開する熱い戦いは、オリンピック・パラリンピックの残像を感じられるようなものでした。やはり国立で見る試合、とりわけ陸上は素晴らしい。陸上をやってこそオリンピックスタジアムです。

よく言われていた「国立にはサブトラックがないから五輪後は陸上の試合はできない」という話も、日本陸連が内規のほうを改定しまして、「五輪を開催した陸上競技場ならサブトラックなくてもオッケーです!」ということになりました。これからも国立で陸上競技の大会はできるのです。7月に決定される2025年世界陸上開催地、ぜひ東京に決まるように祈りたいもの。ここはひとつ委員たちにも「忖度」してもらいたいものですよね!一回東京を挟んでからほかにまわせやと!

↓やって来ました国立競技場!


↓ハイテクゲートをくぐってセイコーゴールデングランプリ陸上2022東京観戦に向かいます!


↓入場時にガイド冊子と携帯用消毒液、福島千里さんの引退記念品をいただきました!


↓場内は国際大会の祝祭感あふれるいい雰囲気です!
国立競技場のスタンドには1万人に迫るたくさんのお客さんが集いました。その手にはお弁当やビールも握られ、行楽としての観戦を楽しむ姿も見られます。久々に再会したファン仲間なのか、若い女性グループが抱き合って喜ぶような場面も目撃しました。思わず僕もそこに加わってワンチームを結成したくなるような和やかな光景でした。(※結成した瞬間に警察からワンチーム飛んできそうだが…)

有観客での開催という前進に、選手たちも奮い立っているようです。陸上では「ここぞ」の場面で見られる、観客に手拍子を求めてチカラを引き出そうとする仕草も頻繁に行なわれています。素晴らしいパフォーマンスが生まれれば大きな拍手が起こり、驚きの決着となればざわめきが広がる。自分のパフォーマンスが誰かの心に響いていることを直に感じるのは、選手にとってもきっと喜びとなるものでしょう。

舞台と観衆と選手が一体となって生まれた、たくさんの素晴らしいパフォーマンスたち。フィールドとトラックで並行して競技が行なわれ、追い切れない部分もありましたが、個人的にも東京五輪のような気持ちで見守ることができ、大変盛り上がりました。こういうのをリベンジ観戦というのかもしれないなと思います。ま、もっとも、東京五輪の陸上のチケットは当たってなかったんでリベンジも何も、どの道見られたわけではないんすけどね!

↓やり投げの北口榛花さんは63.93メートルの好記録で海外勢を抑えて優勝!


↓男子やり投げでもディーン元気さんが完全に元気になったところを示して優勝!


↓男子400メートルハードルでは東京五輪銀のライ・ベンジャミンが貫録の優勝!

↓女子1500メートルで期待の田中希実さんは、終盤の仕掛けで先頭に立つも最後は失速して4位に!

↓男子3000メートル障害では三浦龍司さんが終盤の仕掛けで圧倒して優勝!

↓東京五輪さながらの顔ぶれとなった女子200メートルハードルでは世界記録保持者のケンドラ・ハリソンが優勝!

↓男子110メートルハードルでは順大の村竹ラシッドさんが世界陸上の参加標準に肉薄する好記録で優勝!

↓男子100メートルでは予選で東京五輪代表のデーデー・ブルーノさんが重め残りで敗退する波乱!

↓男子100メートル決勝では東京五輪には出場できなかった幻の金候補クリスチャン・コールマンが圧勝!

↓世界陸上に向けて我らが織田裕二さんも熱く観戦していました!

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期待の選手が何人か棄権していたり、五輪の反動が感じられる選手がいたりするようなところもありつつ、今夏の世界陸上そして次回パリ五輪を目指す選手たちの躍動も感じられるような試合ぶりでした。なかでも、男子110メートルハードルの村竹ラシッドさんは、記録面でも、スターを続々と生み出している順大3年というプロフィール面でも、心に留めておきたくなる選手でした。フォトセッションで持たされるポカリとボディメンテ、一番かわいく持てていたと思います。そういうところ、いいんじゃないでしょうか。

そして、競技終了後には先頃引退を発表した福島千里さんの引退セレモニーも行なわれました。いまだ破られていない女子100メートルと200メートルの日本記録について、「私が持つ日本記録が更新されることをとても心待ちにしている」と語っていたのが印象的でした。いつもの福島さんのとぼけたような明るさで、本当に心からその日を待っているようでした。

超えていくこと、超えられること、そうやってつづいていくもの。誰かを目標にして成長していくすべての人は、やがて誰かに目標にされることで恩返しをしていくのかなと思います。遺された記録もまたレガシーです。レガシーはただ置いておくのではなく、活用されることに意味があります。活用されることで過去は生命を持って今を生きつづけていきます。過去の記録が、目指す人が現れたとき、超える人が現れたときに再び話題となるように。

せっかく作った国立競技場ですから、このレガシーもしっかり使って、ここで新しい記録が生み出される日を楽しみに待ちたいと思います。この舞台で陸上競技を観戦したことで、一層その想いは強くなりました。2025年の世界陸上が東京で行なわれるようであれば、そのときには福島さんの記録を始めとした幾多のレガシー記録たちも超えていける、そう思います。その日は世界のみなさんにもリベンジ観戦をしてもらえたらいいなと思います。走りやすくてアクセスしやすくて観戦しやすい、いいスタジアムですからね、国立は!

↓福島さんの引退セレモニーは動画でまとめておきました!

直前の試合のほうで大惨敗してたデーデー・ブルーノさんがとっても元気でした!

試合にはエントリーしていない山縣亮太さんもとっても元気でした!


世界のみなさん、また東京でお会いできる日をとても心待ちにしています!