柴咲コウ

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 金曜ドラマ『インビジブル』(TBS系)にネット上から不穏な声が集まっている。

 捜査一課から特命捜査対策班へ左遷された刑事・志村(高橋一生)と、警察内でも一部の人間にしか知られていないことから「インビジブル」と呼ばれている犯罪コーディネーター・キリコ(柴咲コウ)が異色のバディを組んで展開されている犯罪エンターテインメントとなっている本作。

 初回平均視聴率は9.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)というまずまずの数字を記録したが、ネット上からはある疑惑が集まっているという。

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 「実は本作について、放送前からアメリカの人気ドラマ『ブラックリスト』と設定が酷似していると話題になっていました。『ブラックリスト』は国際的犯罪者・レッドが自らFBIに出頭し、免責と引き換えに、凶悪犯罪者による事件の解決に協力するというもの。レッドは男性、担当する捜査官は女性のため、『インビジブル』とは男女が逆ですが、ほぼ設定は同じになっています」(ドラマライター)

 『インビジブル』第1話では、キリコは自首したわけではないものの、自ら警察に接触し、自身が逮捕されるよう導いた形にとなっていた。

 そのため、第1話終了後から“似ている”疑惑はますます強くなり、ネット上では「完全に劣化版ブラックリスト」「パクリ過ぎててモヤモヤする」「これオリジナル作品って言われてもな……」といった呆れ声が集まってしまっていた。

 「実は前クールでも、土曜ドラマ『逃亡医F』(日本テレビ系)について、米映画『逃亡者』と設定がほぼ同じだと話題に。結局、『逃亡医F』は平均視聴率7.4%とさえない結果になり、トンデモ展開だけが多発するドラマとして扱われ終わりました。設定丸かぶりということがドラマファンの間でうわさされてしまっている以上、『インビジブル』も今後どのように『ブラックリスト』との違いを出していくかが大きな課題になりそうです」(同)

 ネットフリックスなどでも配信され、大型連休で視聴する人も多いであろう『ブラックリスト』。“オリジナルドラマ”をうたっている以上、『インビジブル』は大ピンチかもしれない。