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ドラレコの種類が増えている!

執筆:Hideaki Hamasaki(浜先秀彰)

万一の交通事故や迷惑ドライバー被害などの際には強い味方となる「ドライブレコーダー」。

【画像】個性派ドラレコ 5選【じっくり確認する】 全70枚

運転中の安心感がグンと高まるだけに必ず装着したいアイテムだ。


左上から時計回りに「カーメイト・ダクション360D DC4000R」「パイオニアNP1」「ユピテル・マルミエY-3000(後方カメラ)」「データシステムDVR3400」。中央は「ネオトーキョー・ミラーカムSE」のカメラ部。

2022年のゴールデンウィークも残り半分。ドライブレコーダーの購入・買い替えを検討しているのなら、連休のうちに準備を進め、梅雨や夏のドライブに備えておきたいところ。

ここ数年で急激にニーズが増え、それに連れてバリエーションも多彩になってきているが、今回はその中から特に個性的なモデルを紹介しよう。

1. カーメイト・ダクション360D DC4000R

360°カメラ搭載ドライブレコーダーの先駆け、「d’Action(ダクション)」シリーズの注目モデル。

フロントカメラと360°カメラを搭載した本体に別体のリアカメラをセットし、車内と車両周囲を広くカバーするとともに、車両前後の状況をフルHD画質で鮮明に記録できる。


カーメイト・ダクション360D DC4000R    カーメイト

衝突事故だけでなくあおり運転や幅寄せ、暴漢の乗り込みまでさまざまなトラブルの状況を撮影できるだろう。

別売の駐車監視オプションを接続すれば、3カメラ録画で最大12時間、360°カメラのみの録画で最大48時間の車両監視も実現する。

記録映像の再生は背面の2.7インチ・ディスプレイだけでなく、画像ぼかし機能を備えたパソコン向け専用ビュワーソフトでも行える。

2. ネオトーキョー・ミラーカムSE

ルームミラー型の本体にセパレート型のカメラを組み合わせたリア専用モデル。

ふだんはデジタル・ルームミラーとして使用でき、リアガラスやナンバープレートガーニッシュなどに装着したカメラで捉えた映像を10.88インチの高精細タッチパネル・ディスプレイに映し出す。


ネオトーキョー・ミラーカムSE    ネオトーキョー

純正ルームミラーと違いラゲッジに大きな荷物が載っていても、後席に人が乗っていても確実な後方確認ができる。ワンタッチで一部だけを大きく映すズーム機能も搭載。

映像記録はフルHD画質で行え、高感度なソニーIMX307センサーによって夜間も明るく映し出し、広角レンズによって広いエリアをカバーする。

独自のトップウォール構造によって配線ケーブルが外から見えないよう取付けられるのも嬉しいポイントだ。

3. パイオニアNP1

ドライブレコーダーとしての機能も備えた今までにないクラウド型車載ユニット。

パイオニアでは「会話するドライビングパートナー」と呼び、音声による操作・案内を行える「スマート音声ナビ」、車外の人のスマホに映像を送って通話ができる「ドライブコール」、インターネット環境が使い放題になる「車載Wi-Fi」ルーターなどの機能を搭載している。


パイオニアNP1    パイオニア

ドライブレコーダー機能では内蔵センサーが衝撃を検知したときやドライバーが「NP1、録画して」と発話したときにはマイクロSDカードとともにパイオニアのサーバーに映像を記録。

マイクロSDカードの記録トラブルや容量不足でも確実な映像保存が行える。

専用アプリの「My NP1」を使用すればスマホで記録映像の再生、保存が可能だ。

4. データシステムDVR3400

データシステムDVR3400は、車両前方のみを撮影するシングルカメラタイプ。

一般的なモデルでは200万画素センサーによる解像度1920×1080のフルHD画質だが、このモデルではそれを大きく上回る829万画素センサーによる解像度3840×2160の「4K画質」で映像記録を行える。


データシステムDVR3400    データシステム

しかもF1.8の明るさを持ち、歪みが少なく高耐久の7層ガラスレンズまで搭載。徹底してこだわった映像クオリティは業界トップクラスだ。

コンパクトサイズながら3インチ・ディスプレイや使い勝手に優れた大型キーを搭載するなどコントロール性も優秀。

車線をまたいだ走行を検知する「車線逸脱アラート」、スマホの充電などに活用できる「USB端子付きシガー電源ケーブル」などを備えるのも特徴だ。

5. ユピテル・マルミエY-3000

ユピテルの全方位タイプドライブレコーダー「marumie(マルミエ)」シリーズの最新作は、フロントカメラを内蔵した本体に、2つのカメラを搭載したリア・デュアルカメラを組み合わせる斬新なスタイル。

フロントカメラは車両前方、リア・デュアルカメラの1基は車内と車両の左右側方、もう1基は車両後方を撮影。


ユピテル・マルミエY-3000    ユピテル

各カメラとも200万画素センサーによるフルHD画質で映像記録が行え、高感度性能に定評がある「STARVIS」技術や、明暗差を自動補正する「HDR」機能も備えている。

車両の内・外を、昼夜とも鮮明に捉えることが可能だ。

後方車両の異常接近を検知して警報・録画を行う機能も搭載しており、あおり運転対策が充実している点も見逃せない。