タバコは喫煙所で…(資料写真:06年6月30日)

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屋外で喫煙所がない場合、タバコを我慢するという喫煙者が半分以上いることが11日、「タバコとマナー」に関するインターネット調査で明らかになった。他の喫煙者の「悪いマナー」を見て自分のマナーを正す喫煙者が4割近くいることも分かった。

 同調査は、インターネットリサーチを手掛けるインターワイヤード(本社・東京都品川区、斉藤義弘社長)が、6月14日から19日まで、同社に登録の20歳未満から60歳以上のモニターを対象にネット上で実施したもので、8273人から回答を得た。そのうち喫煙者は29.0%、非喫煙者は71.0%だった。

 屋外で喫煙所がない場合、「ガマンする」と答えた人が最も多く55.2%で、以下「公共の喫煙所を捜す」47.9%、「携帯灰皿を使う」35.7%、「喫煙できる店などに入る」30.9%と続いた。「ガマンする」と答えた女性はすべての年代で5割を超えていたのに比べ、男性は20代が唯一5割を超えただけで、ほかはすべて4割台と女性に比べ我慢が足りないことがハッキリした。
 
 喫煙者のタバコのマナーで、非喫煙者が気になるのが「ポイ捨て」(87.9%)と「歩きながらの喫煙」(87.8%)だ。その裏返しが喫煙者が実行しているマナーで、「ポイ捨てしない」(72.9%)と「歩きながら吸わない」(59.4%)であることから、喫煙者にとって周囲の目が気になるようだ。

 また、マナー実行のきっかけとして、「他の喫煙者の悪いマナーを見て」が最多の38.3%で、次いで「禁煙場所が増えた」33.1%、「周りの目が厳しくなったように感じた」18.1%と続いた。【了】

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インターワイヤード(『タバコとマナー』に関するアンケート)