コロナ禍において注目を集めたサービスはさまざまなものがありますが、「セルフ検査キット」もそのひとつ。自分の健康状態について知りたいときに、家で安価にチェックできれば、ちょっと調べてみようかな…なんていうときにお手軽ですよね!!

今回は「腸活」にクローズアップして、大正製薬の健康チェッカー『腸内環境』を使って、実際に自分の腸内環境を調べたらどんな感じだったのか、詳しくご紹介していきます。

「腸内環境のチェック」ってなぜ必要?

この数年、すっかりブームとなった「腸活」。乳酸菌を多く含む食品や、発酵食品を積極的に摂っている人も多いのでは?

そういった「腸にいい」と言われるものを食べて、日々快便なら、腸活はオッケーでは?と思ってしまいますが、なぜ改めて「腸内環境のチェック」をすべきなのでしょうか。大正製薬株式会社マーケティング本部の大西泰輝さんに教えてもらいました。

大西さん「今、腸活というキーワードが取り上げられますが、活動されている方はおおむねセルフチェックを基準にされているのかなと思います。例えばチェックシートで、最近の便通の回数や状態、ストレスの有無、食生活について、いくつ当てはまると…などの判断です。

ただ、そのセルフチェックも目安にはなりますが、腸活に取り組む前に、まずは健康チェッカー『腸内環境』のお試しを、というご提案をしています」

――確かに「毎日ヨーグルトや納豆を食べているし、便秘じゃないし、腸活はできているはず!」と満足してしまいそうです。腸内環境というのは、どうやって調べるのですか?

大西さん「代表的な検査は、いわゆる便検査になります。使用する検査キットにもよりますが、中には高額なものもあります。また、結果が出るまで約1か月ほど必要な場合が多いです」

――腸内フローラのバランス状態を知ることが出来るのはメリットですが、費用が高額となると、なかなか検査に踏み切れないですよね。

大西さん「そこで、弊社から発売している健康チェッカー『腸内環境』をおすすめしています。こちらの価格は4950円で、かつ検査結果が出るまで約2週間。そして最大の特徴は、便でなく尿で調べるという点です」

――尿でも腸内環境は調べられるんですか?

大西さん「いわゆる腸内環境が悪いというのは、腸に腐敗物質が多い状態をいいます。この腐敗物質は、腸で生成されて、肝臓を通り尿と共に体の外へ排出されます。なので、尿にどれだけ腐敗物質が含まれるかを量ることで、腸内環境をスコア化できる検査です。健康チェッカー『腸内環境』は、生活習慣を見直すためのヘルスケアチェックです。病気の診断をするものではありませんのでご注意ください」

結果は「A」から「D」の4段階で出され、全体の人数に対して、それぞれのランクがどれくらいの割合で存在してるかもわかるんだそう。

大西さんご自身も、この2年ほど毎朝ヨーグルトを食べているので「A」だろうと思って検査を受けた結果、「C」だったことにショックを受けたとか。自分が「腸内環境は問題ない」と思っていても、実際のところは調べてみないとわからないものなんですね。

健康チェッカー『腸内環境』に挑戦します!

筆者はあまり便通が安定していませんが、かといって苦しいほど便秘することもなく、乳製品や発酵食品はよく食べているほう。まぁ、よくて「B」、悪くて「C」くらいかなぁ…と予想しつつ、さっそく健康チェッカー『腸内環境』を試してみることに。

こちらの小さな箱が健康チェッカー『腸内環境』(4950円 税込)<雑貨>

中を開けると、尿を採取する容器のほかに、リーフレットや検査依頼書、送付用の封筒が同梱されています。

尿の採取容器は、細いプラスチックのフラスコのようなケース。ここに尿を入れ、黄色いカバーで蓋をします。すると中も見えなくなるので、何かの小さなカプセル、といった感じです。

検査依頼書・研究同意書に個人情報やアンケートの回答を書き込み、採取した尿の入ったケースとともに、封筒に入れて封をします。あとはポストに投函すれば完了です!

2週間で結果が郵送で送られてきました

送付して約2週間後、郵便で結果が届きました! ちょっと緊張しつつ、いそいそと開封すると…

ウソッ、「D」やん……ガーンガーン

「D」に値するのは全体の10数パーセントほど。え、けっこう野菜とか食べてるよ…? 最下位ランクであることに、正直、ショックを禁じ得ませんが、何度見ても「D」です。

「本人は腸活やってるつもりで、実は腸内環境うが悪い人」って、まさに筆者じゃん…ガーンガーン。

記事に意図的にオチをつけるつもりはなかったのですが、結果的にそうなってしまって、みなさんに健康チェッカー『腸内環境』を推す言葉にも力がこもります!!

みんな!その腸活、ちゃんとできてるか、一度見直してみてー−−−!

腸内環境を改善していくためには?

腐敗物質である「インドール」が腸内にたまりまくってることがわかった筆者。今やっている腸活(と信じていた活動)では、効果が出せていないことがわかったので、新たなアプローチを考えなくてはいけません。

そこで、ビオフェルミン製薬株式会社マーケティング部の山下明子さんに、おすすめの腸活について教えていただきました。ちなみに山下さんは「A」だそうです。

腸活の方法はさまざま

腸活の方法は「運動・ヨガ・マッサージ」「サプリ・薬・漢方」「食事」「その他(リラックスや睡眠、ストレス解消など)」といろいろあり、自分に合った方法を無理なく続けることが大切だそう。

「近年は、睡眠と腸内細菌叢との関係性も報告されていて、睡眠不足の解消や、疲れ・ストレスを解消をすることで、自律神経の乱れを整えることが大切です」(山下さん)

脳と腸内の関係はとても深く、ストレスが腸内細菌のバランスを崩すのだとか。

「無理に激しい運動をする必要はなく、生活の中で身体を動かすことも意識してみてください。エスカレーターではなく階段で昇り降りするなども、小さな腸活になりますよ」(山下さん)

そしてみんなが腸活をするとき最初に意識する食生活も、大切な要素です。

「実は、1975年と2005年の日本食で比較した研究から、昔ながら(1975年)の日本食が良いということがわかっています。 [北野泰奈他,日本栄養・食糧学会誌67(2):73-85,2014]例えば、食物繊維としてはサラダよりも煮物の方が良いですし、納豆などの発酵食品や玄米などの全粒穀物も腸内細菌にとって良いんです。

大切なのは、さまざまな食品を1日3食バランスよく食べることですね。それから、腸の善玉菌自体を増やす食品と、善玉菌のエサとなる食品を組み合わせると、より効果的です。善玉菌自体を増やす食品には、納豆やヨーグルト、キムチ、みそなどがあります。そして善玉菌のエサとなるのは、はちみつやバナナ、ゴボウなどオリゴ糖を多く含む食品や、食物繊維を多く含む食品があてはまります。

食物繊維は、キノコ類や豆類などのように、便のかさを増やす不溶性食物繊維と、イモ類や海藻のように便をやわらかくする水溶性食物繊維の2種類があり、どちらもバランスよく取り入れたいですね」(山下さん)

筆者もちょこちょこ運動し、食生活にも気を付けているつもりでしたが、お腹の調子が安定せず、健康チェッカー『腸内環境』は一番下のランクです。さらに腸内環境を改善するためにできることはあるでしょうか。

「実は体に良いと思っている食生活をしていても、悪影響を与える行動をしていたら、効果は下がります。例えば高脂肪の肉類、過剰な糖分・塩分です。何を摂ったらよいのか?だけでなく、何を摂らない方がいいのかを意識することも大事です。食生活で注意していても、腸の調子がイマイチ…というときは、整腸薬などを利用するのも一つです。弊社の整腸薬、ビオフェルミンシリーズで特に女性におすすめなのが、乳酸菌に3種のビタミンを配合し、悪玉菌の増殖を抑制する『ビオフェルミンVC』です。人の腸と相性の良い乳酸菌を使用しており、高い整腸効果が期待できます」(山下さん)

左/新ビオフェルミンS錠 [指定医薬部外品]350錠入(参考価格 2,365円 税込) 効能:整腸、便秘、軟便、腹部膨満感
右/ビオフェルミンVC [第3類医薬品]120錠入(参考価格 1,628円 税込)  効能:整腸、便秘、腹部膨満感、軟便

お腹の調子をととのえるビオフェルミン製薬の整腸剤は、今はなんと6種類も発売されています。次に腸内環境をチェックしたときは「A」になれるように、生活の見直しと整腸薬を取り入れてみようと思いました。

健康チェッカー 『腸内環境』
https://www.taisho-direct.jp/products/detail/KCXCK-00-L2FC02X

取材・文/nenko