イタリアンと融合した「太陽のトマト麺」が“生トマトラーメン専門店”に!【麺喰い女子】
麺喰い女子の皆さん、麺類たべていますか?
今回ご紹介するのは、現在16店舗を展開するラーメンチェーン「太陽のトマト麺」。2006年創業で、その名の通りトマトをベースにしたラーメンを味わうことができます。トマトにラーメン?と眉をひそめる人もいるかもしれませんが、ラーメンもパスタも小麦粉でできた麺類である点は全く同じ。パスタでアリなら、ラーメンで合わないはずはないのです。むしろ一般的なしょっぱい味のラーメンは苦手でも、フレッシュなトマト味の「太陽のトマト麺」は好き!筆者のまわりでも、そんな女性の声はよく耳にします。
「太陽のトマト麺」はとにかくスープがトマトで真っ赤です!
生トマトのフレッシュさがたっぷりで、ラーメンの罪悪感がない!
そんな太陽のトマト麺ですが、実は2022年2月5日より“生トマトラーメン専門店”としてリニューアルオープンしています。現状はまだ同日に新規オープンとなった「太陽のトマト麺 豊洲店」のみですが、一体どんなラーメンが味わえるのでしょうか?さっそくお店へ訪れてみました。
お店外ではテイクアウトの専用ブースを設置。ちなみに豊洲店周辺はオフィスやタワーマンションが多いせいか、テイクアウトの比率が全体の売り上げの約4割を占めるそうです。
生トマトラーメン専門店のコンセプトは「“生”のトマトだからこそ味わえる新鮮さ」。原料にこれまで使っていなかった国産生トマトの果肉を、トマトラーメン全品に使用しています。
「太陽のチーズラーメン」900円
こちらは一番人気だという「太陽のチーズラーメン」。スープは鶏がらと豚骨がベースで、イタリア産のトマトソースとブレンドした粉チーズがたっぷり入っています。麺は粉末の豆乳を練りこんだという自家製の豆乳麺。つるつるとのど越しが良く、ヘルシーに仕上がっています。
まずスープを一口。味はラーメンのスープというよりも、イタリアンのお店に出てきそうなトマトスープに近いように感じました。ラーメン特有の塩味はあまり感じないので、いくらでも飲んでしまいたくなります。トッピングとしてピューレ状のトマトにタバスコと生クリームをあわせたトマトムースが入っていますが、食べすすめるうちにクリームがスープに溶け出し、より濃厚な味わいに。さらにチーズも入っているので、よりトロトロ感が増します。生のフレッシュバジルとトマトもアクセントとなり、全体的に香り高く仕上がっていました。
極細の豆乳麺はのびやすいので、たくさん食べたい人は「替玉」(176円)または半分の量の「半玉」(121円)の注文を。
そして豆乳でできた麺は通常のラーメンとはちょっと違う、つるつるとしたのど越しの良さを感じました。パスタとはもちろん異なりますが、ちょっと“そうめん”にも近い味わいと食感かもしれません。
残ったスープはカロリー25%オフの「らぁリゾ」でリゾットに!
麺や具材をいただき、残ったのはスープのみ。普通のラーメンの場合、スープを飲み干すのは塩分やカロリーを考えると、女性なら控えたいところです。が、太陽のトマト麺の場合、塩味が強くなく、メインとなるのはトマトの味わい。飲み干しても罪悪感がありませんが、ここでおすすめしたい食べ方があります。
スープだけ残った「太陽のチーズラーメン」と「らぁリゾ」(176円)。
こちらは「らぁリゾ」と呼ばれるごはん。実はこんにゃくでできたお米「マンナンヒカリ」が25%配合されており、通常よりもそれだけカロリーがダウンしているのです。使用しているお米は栄養価の高い発芽玄米で、「ラーメンにライスをプラスしている」という罪悪感がこちらも軽減されています。このらぁリゾを残ったスープと一緒に食べると、ちょっとしたトマトリゾット風になるのです。
こんなふうにスープをごはんにかけてもいいですが、スープに直接らぁリゾをドボン!とするのもアリです。
「ラーメンはどうしてもスープが残ってしまいますが、なるべく残さないよう美味しく食べてもらうことも、環境のことを考えた大切な取り組みだと考えています。実際、太陽のトマト麺は、びっくりするくらいスープを残すお客様が少ないです」
そう話すのは「太陽のトマト麺」を運営する大阪王将のスーパーバイザー・吉原一樹さん。ちなみに太陽のトマト麺では各店舗から出る廃油をすべて回収して市バスの燃料としてリサイクルしているそうです。
店内にはトマトソース缶を再利用した電球の傘も!
“トマト”というかなり変化球な具材を中心に構成し、唯一無二のラーメンを築いた太陽のトマト麺。これが生トマトを使うことでさらに進化を遂げ、これからますます存在感を増しそうです。正直、ラーメンは苦手な人こそ食べてほしいし、ハマる可能性を秘めている。そんな一杯です。
【店舗情報】
太陽のトマト麺豊洲店
住所:東京都江東区豊洲4-2-3 ミライエ豊洲101
TEL:03-6204-9717
営業時間:11:00〜23:00(LO.22:30)
※3月6日までの営業時間は21:00(LO.20:30)まで
公式サイト:http://taiyo-tomato.com/