自分ではそういうつもりはないのに、「なんか怖い」「やる気がなさそう」「協調性がない」などと、周りから言われた経験がある人もいるのではないでしょうか。

ここでは、勘違いされやすい人に見られる特徴を挙げていきます。

1.自分の意見を言わない

自分の意見を言わない人は、何を考えているかわからないため、勘違いされやすいでしょう。ベールに包まれている部分が多ければ多いほど、相手は想像力を膨らませます。噂や陰口など、ネガティブな方向に膨らんだ場合は、厄介なことになるかもしれません。黙っているだけなのに、上司や会社に不満を募らせている要注意人物とされてしまうことも…。

自分の意見を言わないのは、「自信がない」「当事者意識がない」だけではありません。「自分の発言によって、傷つく人がいたらどうしよう」「スムーズな進行を止めないために、発言は控えよう」など、周りのことを思う気持ちからの場合もあるでしょう。

周りのことを考えての行動なのに、「協力的でない」「やる気がないのではないか」と言われてしまうのは、もったないことですね。

2.人見知り

人見知りの人も、勘違いされることが多いようです。デジタル大辞泉(小学館)によると、人見知りとは「子供などが、知らない人を見て、恥ずかしがったり嫌ったりすること」。そもそも大人が、それもビジネスパーソンが人見知りなんてするものではないという人もいるでしょう。

しかし、人見知りをする人がいるのも事実です。個性なので、良いか悪いかの問題ではないでしょう。

初対面の人を前にすると緊張して表情が固くなるのを見られ「愛想がない」と言われることもあります。相手のことを嫌っているわけではないけれど、必要最低限のコミュニケーションに留めようとする姿勢を見て、「協調性がない」と言う人も出てくるかもしれません。

人見知りの人の気持ちを汲み取ってくれる人が周りにいなければ、辛いと思うこともあるでしょう。

仕事に支障が出るなど、人に勘違いされやすいことを悩んでいる人見知りの人は、それをカバーするだけのスキルを身につける必要があるかもしれません。

3.みんなに好かれようとする

全員に好かれようと、一貫性のない発言を繰り返す人も要注意。同じことを説明するのに、ある人の前では「OK」と言い、別の人の前では「NG」と言うようなことを繰り返していたら、周りから信用されなくなります。

本人としては、八方美人のつもりはなく、その時の状況に合わせ、相手を傷つけないようにするためにしたことかもしれません。しかしながら、「結局、自己保身しているだけなんだよね」と勘違いされることを招く可能性が高いです。

勘違いされたくないのなら

職場で勘違いされやすい人の特徴を挙げてみました。「他人にどう思われようが関係ない」という人は別ですが、もし悩んでいるようなら、今回挙げたようなことを少し振り返ってみてもいいかもしれません。あまりに自分を閉じすぎてしまっていたり、周りに気を遣いすぎたりしていませんか。

また、憶測だけで決めつけない職場の雰囲気を作っていくことも意識したいものです。特に職場の雰囲気は上司の態度や発言に影響されることが多いので、リーダーの立場にある人は、意識してみてはいかがでしょうか。

勘違いを放置すると、人間関係の悪化につながることも。