もう傷つきたくない…。恋愛が怖い人へ、恐怖心を手放す4つのポイント
「恋愛するのが怖い…」と思って恋に一歩踏み出せない女性は意外と多いもの。恋愛は本来心がドキドキして刺激があり、楽しいものなはずなのに。今回は恋愛が怖いと思ってしまう心理状態とその怖さを手放す方法をお伝えします。
そもそも恋愛感情が、特定の相手にだけ芽生えるのはなぜ?
まず初めに、恋愛感情とは何なのかをお伝えします。
人は誰かに好意を抱くとその人と仲良くなりたいという気持ちが芽生えます。この好意は友人にも起こる感情です。恋愛感情は好意に加えて、その人のことを独り占めしたいという気持ちだと言われています。
「他の異性ともう会わないでほしい」などの嫉妬が芽生えるのも所有欲から。恋人というポジションは、その人の特別な存在になることでその所有欲が満たすことができ、満たされることで幸せな気持ちが芽生えるとされています。
恋愛が怖いと感じてしまう4つの原因
恋愛が怖いと感じてしまうのは、恋愛感情が自分でコントロールできなくなるからです。自分の感情なのに、コントロールできなくなってしまう原因についてここでは触れていきます。
1.過去の恋愛にトラウマがある
過去の恋愛でのトラウマがあると、今の恋愛の事実を大きくゆがませている可能性があります。トラウマの原因となった過去の出来事に今の出来事を重ねて、過去に実際に起こったことなのにあたかも今も同じことが起こるとイメージしまっているのです。
例えば、彼は仕事が忙しくて連絡できない状況だったのに、過去に連絡が取れなかったときに浮気をされていたという過去がある女性は、自分の中で「連絡取れない=浮気」とイメージして、勝手にそのイメージが現実に起こったことだと勘違いします。
想像の中で起こった浮気で嫉妬心が生まれ、それによって自らが苦しめられている可能性も…。それはあなたの想像にすぎないのに、それに気づかないのです。
2.フラれて傷つくのが怖い
過去の恋愛でフラれたことにより深く傷ついた過去を持つ女性も恋愛が怖いという思いを抱きがちです。
付き合っている中ではフラれないように無理をすることが増えて、恋愛は楽しいものという認識さえ少ない可能性も…。
これから起こる恋愛に対しても、傷つきたくないという思いから踏み出すことさえできない場合があります。
トラウマと同じように、フラれるかもしれない、傷つけられるかもしれないという思いは想像に過ぎません。
フラれることで恋愛が成長することも。
3.片思いばかりで恋が実らなかった
2.と同様に今まで恋が実らなかったことが多い女性も、事前に未来の恋を諦めてしまう可能性があります。
恋愛する相手は違っても「きっと同じ結果になる」と勝手に悪い結果をイメージして、傷つくのを避けようとします。受身ばかりでは恋は臆病になるばかりです。
4.過去に恋愛に依存した経験がある
恋愛感情がコントロールできずに、会えない時間まで彼のことばかり考えてしまうなど、恋愛によって日常生活がままならない経験を持つ女性も、恋愛に対して怖いという思いを抱く場合があります。
ここでの怖さは相手ではなく、自分に対してです。生活のメインが恋愛ばかりになってしまうと常に相手主体になり、彼といることでしか自分の不安を解消できません。さらに会えない時間には不安がつきまといます。感じている恋愛の怖さは、その不安定な状態になりたくない思いからきています。
恋愛が怖いと感じてしまう女性の心理5選
原因がわかったところで、次に恋愛が怖いと感じてしまう人の心の状態について迫ります。
1.自分に自信がない
自己評価が低い人は恋愛が怖いと感じる傾向にあります。
恋愛相手のことを常に自分より上だと認識してしまっているので、相手主体になりやすく、恋愛に依存しやすかったり、常に嫉妬心を抱えてしまったり、相手を信じられなかったりしてしまうからです。
また、心のどこかに「私なんて」とネガティブな気持ちがあり、フラれるかもしれないという怖さもつきまといます。
恋愛関係に上下などありません。恋愛は対等な関係でないとうまくいかないことをお忘れなく。
2.人を信用できない
恋愛相手のことをなかなか信用できない人も恋愛が怖いという認識に陥りがちです。信用できないという心理の裏側には、自分に対するコンプレックスが隠れている場合があります。
「コンプレックスを好きな相手に見せたら嫌われてしまう」という思いから、恋愛と距離を置いてしまっているのかもしれません。
嫌われるかもしれないというあなたのコンプレックスを一度彼のコンプレックスに置き換えてみてください。あなたは嫌いになるでしょうか?それが答えです。
すべてを見せたら嫌われるという思いもただの想像に過ぎません。
3.恋愛に対する先入観が強い
恋愛に対して、「こうあるべき」というものを持っている人も恋愛を楽しむことが難しくなります。
恋愛は相手あってこそなので、自分の思い通りに進まないことがほとんどです。それなのに先入観が強い人は、自分の想像とは違うことが起きると不安になります。「私のことを好きだったらこうしてくれるはずなのに」から「私のことが好きじゃないからなんだ」と勝手に想像を膨らませてしまうのです。
こんな人は恋愛の自分ルールは持たない、もしくは相手によって柔軟に変えていく姿勢を持つ必要があります。
4.相手といつも一緒にいたがる
自分の気持ちよりも相手の気持ちを優先してしまう人は、恋愛依存の傾向があります。
恋愛が怖いと感じてしまう原因の中でも触れましたが、相手への依存心が強いとすべてが相手主体になります。相手がいるからこその自分になってしまうので、一人でいることに不安を感じてしまい常に一緒にいることを求めます。
どんなに好きな相手であってもずっと一緒にいることは難しいもの。相手があなたのことを重荷に感じるように、あなた自身が仕向けていることに気付いてください。
5.異性が苦手
異性とどう接したらわからないなど苦手意識がある人は、恋愛に対して「知らない」からくる不安を持ってしまっているのかもしれません。自分で異性が苦手と認識している人もいれば、気づいていない場合もあります。
人は知らないものに対して不安を持ちます。「恋愛とはこのようなもの」とぼんやりイメージすることはできても、その特定の相手と一緒にいることが想像できなければ異性に対して不安を抱えている可能性があります。
「恋愛は怖い」というイメージを手放す4つの方法
恋愛が怖いと感じてしまうのには、過去の実際の出来事や、今の心の状態が影響していることがわかったと思います。ここでは恋愛に対しての悪いイメージを払拭する方法をお伝えします。
1.怖いという気持ちを受け入れる
恋愛を怖いと感じている気持ちをまずは受け入れることが大切です。そうすることで、怖いと思ってしまう原因を見つけることができます。
恋愛に対する漠然とした怖さがあるなら、何が原因かわからない人は紙に書いてみる、親しい友人に相談するなど、自分の恋愛に対するイメージに客観性を持たせてみてください。
主観だけでは気づけなかったことが見つかるはずです。
2.過去と今を切り分けて考える
過去の恋愛のイメージが良くなかったのであれば、過去と今を切り離すことが大切になります。
過去に起こった恋愛の怖さの原因が実際に起こったものであったとしても、未来が同じだとは限りません。本当に起こったことなのか、起こってないことなのかを切り離してください。想像で「浮気しているのかもしれない」「連絡がないのはフラれる兆候だ」と悪いイメージを持ってしまっているのなら、彼にちゃんと事実を確かめてみましょう。
未来は誰にもわからないのです。
3.一人の時間を楽しんでみる
自己評価の低さや恋愛に対する依存傾向から怖さを抱えている場合には、恋愛よりもまずは一人の時間を楽しんでみることが第一歩です。
自分のことを好きになるためには、自分だけで小さな楽しい体験を積み重ねていくことが有効です。
楽しい体験は「新しい習い事を始めた」など何かを楽しむためのスタートを切ったということでも構いませんし、日常生活においての「先週よりも1日多く自炊した」など自分を褒めるような行動でも構いません。それをいかに楽しんでやれることが大切です。
小さな楽しさを積み重ねていくことで自分の存在を前よりも認められることができ、相手主体の恋愛から卒業するきっかけになります。
4.異性の友人作りから始める
恋愛に対していいイメージができない場合には、無理して恋愛をスタートさせる必要はありません。
恋愛が怖いと感じているなら異性に対してもあまりいいイメージが描けていないでしょう。そんなときには、異性の友人作りから始めてみるのがおすすめです。これは異性が苦手な人はもちろん、恋愛に対しての先入観が強い人にも有効です。男女の違いを認識することで新しい考え方が気づくきっかけになるかもしれません。
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いかがでしたか?恋愛は確かに楽しいことばかりではなく、誰でも恋愛に対する怖さを持ったこともあるはずです。決してあなただけではありません。
まずは恋愛に対していいイメージを持つことがスタートラインです。上記の内容を参考に、ぜひ一歩を踏み出してください。