2月に入り、真冬と呼ぶにふさわしい厳しい寒さが続いています。都心部でも積雪や路面凍結がみられることも。今回は、一年でもっとも寒くなるこの季節に使える英語フレーズをご紹介します。

「寒くなりましたね」と伝えるには?

冬が深まり、本格的な寒さが到来しました。こんなとき、誰かに会うとつい寒さについて一言触れたくなるものです。

お馴染みのフレーズ「寒くなりましたね」は、英語で「It’s turned quite cold, hasn't it?」。「pretty cold(とても寒い)」「Bloody cold(ひどく寒い)」といったように、「程度+cold」とすることで意味を強調できます。

ちなみに、ひどいを意味する「bloody」は、「a bloody liar(大ウソつき)」なんて表現にも使われます。こちらはスラングなのでフォーマルな場での使用は避け、友人や仲の良い同僚などとのフランクな会話でのみ使うようにしましょう。

★キーワード
Blood:ひどい

「cold」だけじゃない!「寒い」の英語表現

この季節、暖かいダウンや冷たい雨・雪を通さないブーツなどの「winter clothes(防寒具)」はマストアイテム。

「寒い=cold」が真っ先に思い浮かびますが、実はほかにも同じ意味をもつフレーズがあります。この時期に使うなら、強い寒さを意味する「freezing」がおすすめ。「cold」と「freezing」を同じ文中で一緒に使うことも可能です。

例)It’s freezing!(凍えちゃう!)
  Freezing cold!(凍えるほど寒い!)

冬は水道水も非常に冷たく、手を洗うだけで凍えそうになりますね。寒冷地では寒さのあまり蛇口が凍った…なんてエピソードも。凍えるほど冷たい水は英語で「Freezing cold water」、氷点下は「below the freezing point」となります。

★キーワード
Freezin:凍える、凍る

「さあ、温まろう!」は「Let’s get warm!」

冬の醍醐味と言えば、寒い場所から暖かい部屋に入る瞬間の幸福感。外が寒かったからこそ、家の温かさが身に沁みますよね。

こんなシーンでよく聞かれる「さあ、温まろう!」は、英語で「Let’s get warm」となります。

最近は、デンマーク語から派生した「hygge(ヒュッゲ)」が冬を楽しむアイデアとして世界中で取り入れられています。ヒュッゲは、“心地よく楽しい気持ちになれるちょっとしたアイデアや行動”を指す言葉。冬の晴れた日にココアを飲みながら日向ぼっこをしたり、温かい格好をして雪が残る山道を散歩したり…思い思いの冬の楽しみ方を抽象的に表現したものです。

例)Get hygge like the Danish.
(デンマーク人のようにヒュッゲしよう)

★キーワード
Hygge:ヒュッゲ。心地よく楽しい、シンプルな行動やアイデア

冬を楽しみながら、春を待とう

どれだけ冬を楽しめていても、やっぱり春が待ち遠しいこの季節。「I can’t wait for spring to come!(春が待ちきれない!)」と思う日もありますよね。

雪の降る日は、転倒に注意。滑り止めのついた靴で、“ペンギン歩き”が鉄則です。

寒い冬が終われば春が訪れます。通いたくなるカフェを見つけたり、お気に入りのデリバリーをオーダーしたり…ちょっとした楽しみを見つけながら、1〜2ヶ月先の春を待つとしましょう。

文/山根ゆずか