恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト神崎桃子の「男の言い分vs女の言い分」。

「デートのあと1人で部屋に帰るのって寂しいよな」
「仕事を終えて、コンビニ寄って弁当買って家で食べるのも虚しい」
「結婚するのはまだ早いしな」
……そんな男性は少なくない。

今回は男性が「結婚前に同棲したほうがいいと思う理由」について深堀りする。(前回の女性側の理由はこちら)

これまでの連載:https://suits-woman.jp/column/iibun/

許せることと許せないことがわかる

・「お互いのこだわりとか、自分の中でどうしても許せないこととか出てきたら困るから、そういうのは事前に知っておいたほうがいい。一緒に暮らしてどれだけ許し合えるかってことが重要になってくると思う」(40代男性/建築関係))

・「誰でもダメなところはある。でもそれって一緒に住まないと見えてこない。そんなお互いの悪いところを見て、それを許せて結婚となる。同棲ではやり直しがきくけど結婚はそう簡単にやり直せない」(30代男性/イベント)

――そうそう、夫婦の離婚の一番の原因って「性格の不一致」「価値観の不一致」だからね。

いくら愛し合って結婚したカップルでも「性格が合わないからムリ」「価値観が違う」って離婚したりする。

長く付き合ってきたとしても、やはりデートをしているだけでは男と女はわからないことがたくさんあるの。お互いのこだわりポイントとか怒りの沸点とか。
たまに会ったりデートの数時間であればスルーできたことも、四六時中一緒過ごすとなるとそれが目についたり頭にきたりする。

同棲するメリットは「お互いの許せるところと許せないところが浮き彫りになるいい機会」といえる。

それを知らないまま結婚して許せないことが出てきたら
「あなたのこういうところが気に食わない」「あなたのここが許せない」
なんて口論が絶えなくなり、離婚に至るかもしれない。

誰にでも他人と暮らしを共にするには“譲歩できることとできないこと”がある。

一緒に暮らすことで“ここまでなら許せる、これ以上はダメ”という自分の許容範囲も知れる。

お互いが摺り合わせしなければ生活は成り立たないということも学習できるはず。

生活のスタイルを確認できる

・「生活スタイルは把握しておきたいですからね。デートのときはきちんとしていても部屋が汚いとか片付けられないとかいう女性いるでしょ?前の彼女とは同棲してはいなかったけど部屋に不意打ちでいったらめちゃめちゃ汚かったもの。外見がキレイでもダメだよね」(40代男性/教育)

・「どんな好きな彼女と結婚しても生活スタイルやリズムが合わないとムリだよね。相手が遅くまで起きてるとかでもイライラやケンカが多くなると思う。結婚前に相手の普段の生活習慣を知っておけば結婚してから揉めることも少なくなるよね。結婚へのリスク回避の意味でも同棲は必要」(30代男性/公務員)

――お互いの生活スタイルを全く知らないままで結婚するのはリスクがある。

同棲では、一緒に暮らしてみてお互いが心地よく過ごしていける相手か、それとも一緒に住んだら合わない相手なのかが見極められる。

そもそも一緒に居てイライラする相手と、長い結婚生活なんてムリでしょ。

帰宅時間、起床時間、就寝時間、入浴や食事にかける時間、趣味に費やす時間、友達と出かける頻度……そんな互いの生活のリズムが分れば会話不足やスキンシップ不足にも役立つんじゃないの?

結婚は契約上では永久の共同生活!
結婚してからたとえ恋人のときのようなトキメキが減ったとしても、生活のスタイルが合っていてスレ違いがなければ末永くやっていけるはずよ。

生活費や金銭面でラクになる

・「こんなこと言うとなんですが、生活費が半分になるのは大きなメリットです。自分にそんな収入があるわけではないので。でもお金のことだけでなく夕飯とかの用意も仕事から早く帰ってきたほうがやるってことで、お互い協力し合ってます。一緒に暮らしてかえって結婚への意識が高まりました」(30代男性/運輸)

・「同棲するほうがお金はかかりません。デート代も減るし、節約できて貯金もできる。それぞれが一人暮らしだと家賃も光熱費も食費も割高です。結婚するための資金も貯められます。お金がないカップルは同棲したほうが結婚のゴールが近いと思う」(20代男性/自動車)

――お互いの住まいが別々であるよりも、同棲したほうが断然お得!

一緒にいたいのは「好きだから」というのはもちろんだけど、一緒に住むほうがコスト削減になるという理由から、同棲をはじめるカップルもいる。

同棲すれば、まず家賃が浮く。折半すれば一人暮らしのときより広めの部屋が借りられるかも。

そしてガス・電気・水道など生活に必要な費用も一緒に暮らせば節減できる。通信費用なんかは一世帯ということで家族割を利用できる可能性も。

さらには食費が浮く。男性はコンビニ弁当や外食と偏っていたかもしれない。そんな一人暮らしのときは億劫になってしまいがちな自炊もやるようになるはず。
同棲して自炊すれば材料費も食品ロスも抑えられる。しかも自炊をすることで栄養バランス、油やカロリーも抑えられて身体にも良いなどまさに一石二鳥!

そんな日常の出費が抑えられる分、浮いたお金は、貯金したり結婚準備金として回せる。

1人でいるときより2人で協力して倹約することで“結婚の意識づけ”ができる。

別々で暮らすより同棲したほうが結婚への道のりが縮まるカップルも少なくない。

…ということで、前回と今回、男女それぞれの同棲する理由について話してきた。

恋愛ならやり直せることでも結婚はそう簡単にはやり直しができない。

どんなに好き同士でも他人同士が共に暮せば問題が出てくるもの。
そこで協力し合い、話し合い、一緒に乗り越えられる相手であるかどうかを、同棲では見極めるべきね。

同棲は結婚のお試し期間と考える男性も多い。

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