東京都が実施中のホテルテレワークは1000円で泊まれる!? 気分転換にもおすすめ♪
テレワークが増えたことで満員電車に乗らなくて済むようになったのは嬉しいけれど、なかなかオンとオフのスイッチが切り替わらなくて困っていませんか? 家で過ごしていると気分転換も難しいと感じる今日この頃です。
ホテルのテレワークプランやシェアオフィスもありますが、けっこうお値段がします。そんな中、発見したのが、東京都の「区部の宿泊施設を活用したサテライトオフィスの提供事業」という取り組みです。
都が補助金を出してくれ、なんと自己負担金1000円(税込み)で宿泊施設をサテライトオフィスとして利用できるんです!対象者は「都内在住または在勤で、企業等で働く方(個人事業主を含む)」。条件を満たす方、注目ですよ。
早速、利用してきました!
参加ホテルはサイトでチェック!
この事業は昨年から実施されていますが、毎回対象となるホテルが異なります。現在の対象ホテルの中には「変なホテル東京 西葛西」があるなど、どこも魅力的。しかし仕事をせねばならぬので……と選んだのは高円寺のシンプルなホテル、「ホテルアークタワー高円寺」。私のパソコンは重たくてかさばるので、駅近なのが魅力でした。ちなみに公営の駐輪場も近くにあります。
基本オンライン(もしくは電話)で予約をします。前日までに予約必須だったり、当日飛び込みでもOKだったり、ホテルによって違うので必ずご確認ください。空きがないこともあります。
必要なのは宿泊施設へ提出する「利用同意書」と「都内在住・在勤を確認可能な書類」です。
「利用同意書」とは上司、あるいは人事担当者などから承認を得た「書面原本」、もしくは「書面を撮影したスクリーンショットや写真」(スマホの画面でOKです)、「メールの写し」などです。これがないと利用できません。忘れずに準備しておきましょう。個人事業主の場合は対象外です。その旨宿泊施設に伝えましょう。
都内在住・在勤は、マイナンバーカードや免許証などを提示して証明します。在勤の場合は社員証に加えて、名刺など勤務地の住所がわかる書類が必要です。社員証の発行がないという企業の場合は、名刺のみでも可だそうですよ。詳しくは都のホームページをご確認ください!
区部の宿泊施設を活用したサテライトオフィスの提供事業
シャワーも使えて快適すぎ!持ち込みグッズがあるとなお便利
当日、予約時間にフロントへ。ルームキーを受け取り、退出時間を伺います。
お部屋はシンプルですが、ベッドが広くて寝心地が良さそう……。飛び込みたいのをぐっとこらえ、パソコンをセット。Wi-Fiもありました。ホテルステイなので、シャワーが使えました。気分がすっきりしてすごくありがたかったです。バスタオルふかふかですし!(笑)
パソコンスタンドと手首クッションを持っていきました!
念のためにいつも使っているパソコンスタンドと、手首クッションを持っていきました。これが大正解!椅子が私にはちょっと高かったので、スタンドで調整できたのは良かったです。
スマホやデジカメ、ICレコーダーのようにたくさんツールを使う方は、電源タップを持っていくのがおすすめです。備え付けの電気ポットも使えたのですが、お湯を沸かしながらパソコンを使い、さらにスマホ充電……と、コンセントがフル稼働だったので、電源タップがあると効率が良いと思います。
意外に効果的だったことが、ホテルの机の前の鏡。だらけている自分が目に入り、しゃんとしました。
街の散策でプチ旅行気分♪
昼休憩と称して、気分転換に外に出られるのも楽しいです。もちろんレストランに入るのもいいですが、私が利用したのはかなり感染が増えていた時期。なので、テイクアウトを活用しました。アジアンレストランですとか、カレー屋さん、スタミナ丼などなど、高円寺の駅前は飲食店が充実しています。様々なバリエーションがあり目移りしてしまい、最終的にはホテルの目の前にあったスーパーで買いました。普段利用しないスーパーもまた新鮮ですよね。いろいろなお弁当があって散々迷ってしまいました。ついでにこのあとのおやつも買いました(笑)
思わぬトラップが…。
ただし食後1つトラップが……ちょっと横になろうと思ってベッドに上がりまして。
そうです、本気の熟睡してしまいました。
外がほんのりと暗く、めちゃくちゃ焦りました!アラームかけていたのに。ホテルのベッドは心地良いことを痛感いたしました。幸いフリーランスなので原稿に悲鳴を上げるだけで済みましたが、皆様何卒ご注意を……。
感染防止しながら、ちょっとした気分転換を!
ホテルによっては電子レンジが使えたり製氷機も準備してあったり、快適に過ごせます。自宅よりだいぶ快適で、仕事がかなりはかどりました。
何より、リフレッシュできたのが良かったです。最近はずっと閉塞感がある日々。自分より大変な方がたくさんいらっしゃるのはわかっているけれども、どことなくしんどかったです。こうやって変化が感じられ、楽しめるのはとても嬉しいことでした。東京都以外でも広まって欲しいです。
東京都では、2022年2月現在、3月まで事業開催が決定しています。都内在住・在勤の方、ぜひご利用してみてください。
文・撮影/宇野なおみ