北京五輪に出場する選手が“食事事情”を嘆いている【写真:AP】

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バイアスロンのワレリア・ワスネトコワが不満を明かす

 北京五輪に出場する選手が“食事事情”を嘆いている。ロシア・オリンピック委員会(ROC)のバイアスロン選手、ワレリア・ワスネトコワは、新型コロナウイルスの陽性反応が出たため、隔離先のホテルに滞在。AP通信は、提供された質素な食事に対するワスネトコワの不満を紹介。「彼女の問題はウイルスによる症状ではなく、食べ物だった」などと取り上げている。

 ワスネトコワは隔離先で用意された食事の写真をインスタグラム公開。プレーンのパスタやジャガイモ、小さな骨付き肉のようなものが少量、トレーに乗せられている。AP通信は「五輪チームたちの隔離ホテルへの懸念が高まる」との見出しで記事を掲載した。

 同メディアは「十分な食事がない。食べられる食事ではない。トレーニング器具もない。新型コロナ陽性反応を示した不幸な複数の五輪アスリートは、彼らの隔離状況が自体を悪化させるものだと感じている」「彼女の問題はウイルスによる症状ではなく、食べ物だった」などとワスネトコワの置かれた状況を説明した。

 またワスネトコワによると、これ以外のものを食べることは「不可能」だと伝えている。体重はかなり減り「骨が出てきてしまっている」とも。メディアが利用する食堂でのロボットによる配膳システムなどが注目されている北京五輪だが、陽性者隔離ホテルの食事は選手に酷評されている。

(THE ANSWER編集部)