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DAZN for docomoを信じてる!

時が来た、それだけです。いつか来るであろうと思っていた非情通告がやってまいりました。Jリーグ公式戦中継を独占するなど日本スポーツ界にも大きな存在感を示すスポーツ配信アプリ「DAZN」が、日本でのサービス料を値上げすることが明らかになりました。

これまでも「メジャーリーグをやる⇒やめる」「自転車レースをやる⇒やったけどすぐ止める」「欧州CLをやる⇒決勝トーナメントが始まるタイミングで急に止める」などダイソーみたいな品揃え(※やってなければやってないです)でスポーツファンを困惑させてきたDAZNですので、来るべきものが来たかと思うだけ。いつか来るものが今来た、ただそれだけのことです。

↓いつの間にか「CM入らない⇒入る」にもなってましたし、そりゃ値段も上がるでしょうね!

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個人的にはシラーッと静観といったところ。初期からキープしつづけているDAZN for docomo(月額980円)については現時点で変更となるアナウンスはありませんし、テレホーダイを令和まで提供しつづけたドコモの役人気質を考えれば、コチラから契約を切りさえしなければ980円は維持できるでしょう。DAZNともそういう話がついていると信じたいところ。

次に来る大きな節目はJリーグとの独占配信契約の区切りとなる2028年の少し手前。ドコモならイチイチ相手との約束を変更する手間よりも「文句を言う人がいなくなるまで待つ」という戦略を選ぶでしょうから、2028年程度なら余裕の安全圏と信じています。この契約がなくなるとすれば「DAZN日本撤退」が一番可能性が高いと確信しておりますし、その場合はDAZNの料金がいくらかなんて考える必要もなくなります。まぁ、高みの見物です。

ただ、この値上げによりDAZNの(日本でも)拡大(したい)路線は終わり、刈り取り期に入ったのだと思うと、将来への不安は高まるばかり。長らくスポーツ界隈では「DAZNを見ている人とオリックスファンは100万人くらいいるはずなのにリアルでまったく見かけない」という不思議が報告されてきたように、DAZNのサービス加入者は決して多くありません(※オリックスファンは去年見かけた)。

最新の公式数と言えるのは2018年にドコモ側が発表したDAZN for docomoの100万人突破リリースで(※Tリーグ中継でおなじみのdTVは500万人突破と発表されたことがあるのに100万程度)、その後は何となく類推するしかない状態です。正確な数が公表されていませんので誰にも答えはわかりませんが、公表されていないことが「数が少ない」ことの何よりの証拠です。200万とか300万とかのキリのいい数字になったら「流行ってるんですよ!」とアピールするために数を発表するのが世の常。スカパー!やWOWOWなど有料放送勢を上回る500万という単位までいけば発表しないわけがありません。「約100万」このあたりで頭打ちなのでしょう。



Jリーグ公式戦(とプレミアリーグ)を見る人にとってはDAZN一択という状況ではあるものの、欧州CLやスペインリーグ(ラ・リーガ)中継のほかテニスやボクシングではWOWOWが存在感を示していますし、プロ野球やアメフトについてはDAZNは選択肢のひとつでしかありません。F1に関しても、単月ではフジテレビNEXTのほうがもともと安かったわけで、F1最優先の人で川井ちゃんに耐えられる人はフジテレビに戻るでしょう。バスケやラグビー・自転車・WWEなどはいつの間にかなくなりました。「何となくいっぱいある」は一応の強みではありますが、柱となるのは結局「Jリーグの一本釣り」です。

となれば、今さら劇的に会員数が増える見込みはありません。お試し的に食い散らかしてきた各競技に「コレを中継しても日本で客は増えないな」と見切りをつけてきた流れの果ての今であり、新規拡大はある程度諦めたのでしょう。ここからは客単価を上げてこの人数のなかでどこまで絞り取れるかを考えるターン。そういう意味では、スカパー!が2017年で提供を終了した「JリーグMAX」(月額2962円)を初手で上回ってくるのは妥当なライン。「Jリーグが見たいなら3000円からや」「ま、天皇杯とかルヴァンカップはないけどな」「DAZNならダーツも見られるんだぞ?」は当然の言い分です。

SNSで多数見られた「3000円にするなら欧州CLをやってくれ」などという要求は虫が良過ぎる話で、万が一欧州CLがDAZNに復帰した場合は、スカパー!が2017年まで提供していた「欧州&Jリーグセットプレミアム+WOWOW」の月額8140円がターゲットになるでしょう。ダーツも見られることを考えると月額9000円まではアリかなと思います。まぁ極端な話、Jリーグを見たい人は1万円だろうが2万円だろうが払うしかないわけで、生殺与奪の権はDAZNにあります。ここからどこまで刈り取られるかはわかりませんが、どうせ見るなら楽しく見たいもの。ポーンと気持ちよく払っていこうじゃありませんか。僕は980円ですけど(※ドコモを信じる強い気持ち)。

↓DAZNでは、めちゃくちゃ探しづらいヘルプページに新プランのお知らせを掲載中!

ちなみに、2月22日以降は無料体験もなくなるそうです!

うむ、今見てない人はもう見ないな!


↓ちなみにヘルプページは「料金改定」で検索して「■」で出てくるページです!(※画像クリックで飛びます/要ログイン)


↓一応、記事タイトルが「■」になっているスクショも残しておきますね!(※画像クリックで飛びます/要ログイン)


「規約で30日前までに告知しなきゃ」
「でも気づかれたくないなー」
「チッ、auのメールで気づかれたぞ」
「しゃーない、ヘルプに載せるか」
「でもできるだけ見つからなくしたろう」
「記事タイトルしか検索結果に出ないから」
「記事タイトルを■にしとこう」
「これならワンチャン見落とすだろう」
「できるだけ見つかりませんように!」

こういうところがDAZNですよね!

次は記事タイトル「.」ですかね!

この改定の告知を「トップページにデカデカ」以外でやる輩は信用できません!

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僕は企業には「使命感」を求めたいと思っています。自分はコレをやらねばならない、自分がやるんだ、そういう覚悟を背負いながらでなければ、商売をさせたくないと思っています。薬屋は薬を売るのが仕事で、薬で儲けるためにやっているわけですが、もしも新たな病で未曾有の危機が訪れたなら「どんなことをしても薬をかき集め、あるいは製造して、苦しむ人に届けねばならない」という使命感を持っていて欲しいのです。

大変な天災に見舞われたとき、重機と操縦技術を持った建設会社の人たちが、自分がやらなくてもいいのに、自分自身も大変な被害者なのに、救助のクルマが通れるようにガレキで埋まった道を切り拓いたようなことを、どこかで心に秘めていて欲しいのです。もちろん、やらなくてもいいです。ただ、自分が持っているチカラは、世の中のためにあるのだとどこかほんの少しだけでも思っていて欲しい。それが社会であると思うのです。それぞれが得意を活かし、ときには損得を超えて助け合う、それが人間の営みだろうと。

スポーツ中継はエンタメですので、まぁそんなに大きな責任はありません。別に中継がなければなくても困りません。ただ、それでも、その仕事をやるということは、これまでたくさんの人が育んできた文化の上澄みをいただくということです。サッカーが好きな人、野球が好きな人、モータースポーツが好きな人、自分でやってきた人、子どもにやらせている人、教えている人、応援する人、そういう人たちの育んだ文化があって「お金」が動くようになったわけですから、「私たちが彼らに届けねばならない」という使命感は持っていて欲しいと思います。

中継には種を蒔く役目があります。

木を伐採するのと同時に植林もするように。

儲けるだけでなく文化を育てる役目もある。

これから先、DAZNがどれぐらいつづくのかはわかりません。料金がいくらになるかもわかりません。どうなるかはわかりませんが、囲い込んだものがあるのなら、せめてその範囲だけでも文化を育む使命感を持ちながら、商売をしていって欲しいなと思います。「地方にイオンが出店して、商店街が壊滅したあと、イオン撤退」となったらどうなるか。そういうことを起こさないよう、使命感を持って仕事にあたって欲しいなと思います。ま、日本の会社じゃないので、日本のことなんて知ったこっちゃないかもしれませんが。


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スカパー!とWOWOWが、止まらなくて使いやすいアプリを作ってください!