大田市内にある百貨店で関係者が防疫パス提示の案内文を撤去している=17日、大田(聯合ニュース)

写真拡大

【ソウル聯合ニュース】韓国政府は18日、全国の大型スーパーや百貨店などについて、新型コロナウイルスワクチンの接種完了やPCR検査の陰性を証明する「防疫パス」の提示義務を解除する。

 対象となるのは大型スーパー・百貨店、塾、博物館、映画館・公演施設などマスクの常時着用が可能で、飛沫(ひまつ)の飛散が少ない6種の施設だ。

 防疫パスが適用される約115万の施設のうち、11.7%にあたる13万5000の施設が防疫パスの適用対象から除外される。ただ、スーパーや百貨店内にある飲食店、カフェは防疫パスの提示が義務付けられる。公演施設も50人以上の「非正規公演場」(公演法に基づいて登録された公演施設以外)で行う公演は防疫管理が困難なため、防疫パスの適用対象となる。

 政府は「コロナの流行規模が縮小し、医療の余力が大きくなった」として、感染拡大のリスクが低い施設を防疫パスの適用対象から除外したと説明した。