20代がクルマを買おうと思う年収はいくら? 金額関係なく欲しい・欲しくない割合も明らかに

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約半数が「500万円」までを選択

 国税庁の民間給与実態統計調査(2020年)によると、20〜24歳の1年間の平均年収は259万8千円、25〜29歳は361万6千円でした。

 この20代がクルマを買おうと思う年収はどのくらいなのでしょうか。

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 SMBCコンシューマーファイナンスが2022年1月13日、「20代の金銭感覚についての意識調査2022」の結果を公表しました。

 調査は2021年12月3日と4日の2日間、20歳から29歳までの男女を対象にインターネット上で実施。有効回答数は1000です。

 この中で、自家用車を購入しようと思える世帯年収を聞いたところ、「年収がどんなに少なくても、自家用車を購入したいと思える」から「400万円」までの選択肢を選んだ割合は36.2%、「500万円」までを含めると51.8%、「600万円」までを含めると61.1%でした。

 前回(2020年11月調査)の結果と比較すると、半数以上が自家用車を購入しようと思える世帯年収は、前回が600万円まで(53.7%)だったのに対し、今回は500万円まで(51.8%)と、ハードルが下がる結果となりました。

 選択肢別にみると、もっとも多かった回答は「年収がどんなに多くても、自家用車を購入したいと思えない」で16.9%でした。

 次いで多かったのは「500万円あれば」で15.6%、以下、「400万円あれば」12.2%、「年収がどんなに少なくても、自家用車を購入したいと思える」11.7%、「1000万円あれば」10.1%という結果です。

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 なお、この調査では預貯金をしている人やしたいと思う人(936人)を対象に、その理由・目的も聞いています(複数回答可)。

 結果は、1位が「万が一のときの備えとして」(57.4%)で、以下、「老後の生活費のため」36.6%、「旅行・レジャー費用のため」31.1%、「自分の結婚資金のため」23.4%、「子どもの教育費のため」23.1%、「住宅購入費用のため」19.3%と続き、「自動車購入費用のため」と答えた人は14.1%で7位した。