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 12月26日に放送された日本テレビ系のバラエティ特番『うわっ!ダマされた大賞2021』で行われた逆ドッキリが物議を醸している。

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 「日本全国ご当地ドッキリ」と題して住民と番組スタッフが手を組み、芸能人をだました。ニセの番組企画で、瀬戸内海に浮かぶ生口島(広島県尾道市)を訪れためるる(生見愛瑠)をターゲットにすることに。

 めるるに仕掛けたドッキリは、生口島の名産・レモンのケーキを使ったもの。普段はおいしい洋菓子店自慢のレモンケーキが非常に苦く、とても食べられない状態だった場合、めるるは「まずい」と言うのか、芸能人として取り繕うのかを検証した。

 だが、ここで問題が発生した。苦いレモンケーキ作りを担当した洋菓子店の店主が何度か試作をしたものの、苦くするためのビターパウダーの調合が難しく色が変わってしまうことが分かった。店主は約3週間かけて塩をふんだんに入れた、まずいレモンケーキ作りに着手。苦心の末、通常のレモンケーキと見た目の変わらない「激マズレモンケーキ」が完成した。

 だが、番組スタッフは一心不乱に苦いレモンケーキを作る店主を見て、新たなドッキリを思いついた。

 めるるが来訪するロケの数日前、番組スタッフは店主に「逆ドッキリ」を仕掛けることを思いつく。その逆ドッキリとは、めるるに出すはずだったまずいレモンケーキを、店で出すおいしいレモンケーキとすり替えるもの。ケーキを食べて平然とした様子のめるるを店主に見せ、困惑させようとした。

 一般人への逆ドッキリは『ダマされた大賞』初の試みだったが、見事に店主は仕掛けに引っ掛かり落胆していた。

 だが、この様子を見たネットユーザーからは「店主がかわいそうではないか?」との声が相次いだ。

 結局、店主が苦労して作った「激マズレモンケーキ」はめるるが口にすることなく終了した。ネットでは「店主が頑張って作ったのに使わないの?」「3週間の努力が……」「せめてネタバレ後、めるるに食べてほしかった」といった声が続出した。

 番組としては「斬新な企画」と考えて一般人への逆ドッキリを仕掛けたのかもしれない。ただ、結果的に残酷な企画となってしまったようだ。