auのキャリアメール持ち運びサービスが発表!1メールアドレス当たり月額330円

KDDIおよび沖縄セルラー電話は15日、携帯電話サービス「au」において提供している「@au.com」や「@ezweb.ne.jp」といったドメインによるメールサービス(いわゆる「キャリアメール」)のメールアドレスを他社を含めたau以外に移行した場合も利用できる「auメール持ち運び」を2021年12月20日(月)に提供開始すると発表しています。

利用料は1メールアドレス当たり月額330円(金額はすべて税込)。申込はau回線契約にもとづき発行されたau IDが必要で、専用Webページ( https://www.au.com/mobile/service/aumail_portability/ )からauを解約後31日以内に行う必要があるとのこと。

au契約中と同様にAndroidは「auメールアプリ」から、iPhoneは標準のメールアプリから利用し、迷惑メールフィルターや自動転送などの機能も利用可能です。なお、auメールアプリはサービス開始に合わせて順次配信される対応バージョン(Version 07.00以降)にアップデートが必要となっっています。


auメール持ち運びサービスは菅義偉前総理大臣の意向によって総務省にて議論が進められたキャリアメールの持ち運び制度に対応したサービスで、総務省では今年6月には移動体通信事業者(MNO)の各社が年内に提供開始するよう指針を打ち出していました。

そうした中で今回、KDDIおよび沖縄セルラー電話ではauメール持ち運びサービスによってauにおいて提供している@au.comおよび@ezweb.ne.jpドメインのキャリアメールサービス「auメール」についてauの解約後も他の「UQ mobile」や「povo」を含めた携帯電話サービスに移行してこれらのauメールが利用できるようになります。

容量は400MB(5千件)まで無期限となっており、au Webメール登録済みかつauスマートパスプレミアムまたはauスマートパス(2020年9月30日新規加入受付終了)にau解約後も加入中の場合は1GB(2万件)まで無期限で保存できるとのこと。なお、UQ mobileメール(@uqmobile.jp)やビジネルメールアドレス(@xxx.biz.ezweb.ne.jp/@xxx.biz.au.com)は持ち運べないのでご注意ください。

また迷惑メールフィルターはアドレス帳受信設定は利用できず、個別設定は解約時にリセットされるため、auメール持ち運びサービスの申込後に再設定するよう案内されているほか、自動転送は転送設定はそのまま引き継がれますが、転送先変更機能は2022年春より提供予定となっています。

その他、2022年5月(予定)利用分まではau契約時に設定された請求先に請求されますが、2022年6月以降も継続して利用する場合は申込Webページからクレジットカードなど支払情報の登録が別途必要で、支払情報の登録が可能になった後、契約のauメールアドレスまたはau ID会員情報の連絡先メールアドレス宛てに案内するとのこと。

<2022年5月利用分までの支払い>
・au契約時に設定された請求先に対して請求されます。
・申し込み翌月1日より1カ月分の月額料金がかかり、翌々月以降に当該月分が請求されます。以降、毎月1日午前0時を経過した時点で自動的に1カ月分の月額料金がかかります。
・申し込み月内に加入、解約を行った場合は翌月利用分として1カ月分の月額料金がかかります。
・月途中で解約した場合でも1カ月分の月額料金がかかります。
・支払期日は支払方法によって異なります。

<2022年6月以降利用分の支払い>
・auかんたん決済での支払いとなります。2022年6月以降も継続利用するには別途、申込Webページより支払情報の登録をする必要があります。
・申し込み翌月1日よりauかんたん決済の支払方法に準じて月額料金がかかります。
・月途中で解約した場合でも1カ月分の月額料金がかかります。
・2回目以降の申し込みでは申し込み初月より月額料金がかかります。

記事執筆:memn0ck


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