イラク代表、アドフォカート監督が辞任…後任は元浦和のゼリコ・ペトロビッチ氏

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イラクサッカー協会(IFA)は23日、ディック・アドフォカート監督(74)が辞任したことを発表した。

アドフォカート監督は今年8月にスレチコ・カタネッツ前監督の後任として就任。その長いキャリアにおいて多くのクラブを歴任してきた中、代表レベルでは、3度に渡って率いたオランダをはじめ、UAE、韓国、ベルギー、ロシア、セルビアに続く7カ国目となった。

しかし、経験豊富な老将もカタール・ワールドカップのアジア3次予選では大苦戦。日本代表とは別のグループAで、ここまで0勝4分け2敗となっており、本戦出場は絶望的な状況となっている。

そして、後任はモンテネグロ人のゼリコ・ペトロビッチ氏(56)になる模様。現役時代に浦和レッズでプレーし、2011年には指揮官として復帰したが、チームが降格圏にまで落ち込んだことから、同年10月に解任の憂き目に。

その後は様々な国のクラブで監督やアシスタントコーチを務め、最近では2020年夏にアドフォカート監督率いるフェイエノールトのアシスタントコーチに任命されたほか、今年1月からはヴィレムIIを指揮していた。

なお、イラク代表は今月末にカタールで開幕するFIFAアラブカップ2021に参加する。